こんにちは!オリジナル御朱印帳の製作をしている日宝綜合製本の松尾です。
今回は、当社で制作している御朱印帳の表紙加工の一つ、「箔押し加工」について解説します。
まずは、箔押し加工されたアマビエ柄の御朱印帳をご覧ください。
いかがでしょうか?
写真では分かりにくいかと思いますが、箔押加工の魅力は、なんといっても普通の印刷では出せない金属の質感と凸版による凹凸の風合いです。ご紹介している御朱印帳も実際にご覧いただければ、他社の御朱印帳とは違う「質感」をおわかりいただけると思います!
では、ここからは「箔押し」についてご説明していきます。
箔押しとは?
箔押し加工とは、図のように接着剤を蒸着させた金属箔を金属製の版を用いて高温・高圧で熱転写する加工のことです。
では、実際にどうやって加工するのかを見ていきましょう。
【凸版】
この金属製の型=凸版を金属箔に押し付けて表紙に転写します。
最近は、凸版製作の技術が上がり、かなり細かい線まで表現できるようになっていますので、このロゴは箔押しが難しいかな~と思われる様なロゴでもご相談ください^^
【箔押し機】
これが、熱転写をする機械です。よく使いこまれていますね。 とても大きい力と熱で圧着します。
当社では、このように職人さんが一枚ずつ手で差し替えて丁寧に作業を行っています。品質を求められている方は是非、日宝にご相談ください^^
圧着後は、上記の写真の様に金属箔のシートからアマビエの柄が抜けています。
出来上がりがこちら! アマビエ柄金箔押し←Amazonにて販売中
いかがでしょうか?
印刷にはない高級感のある柄になっていて、よく見ると少しだけ凹んでいるのがわかりますか?
この凹凸も魅力のひとつです。
文字組み(植字)にも対応しています
箔押し加工は上記のとおり、凸版を作成する必要があるのですが、文字だけの表現の場合、昔の新聞印刷の仕組みと同様にひと文字ずつ活字(金属製の字型)を組み合わせて文字組み(植字)を行い、箔押しする方法もあります。この場合は、凸版代がかからないので、比較的安価に箔押し加工が可能です。
壁一面の活字!!
このたくさんの活字の中から、ひと文字ずつ印刷する文言の活字を探す=拾っていきます。 昔は、この活字を拾う専門の職人もいたそうです。
拾った活字をこのように一文字ずつ、ピンセットを使った細かい作業で型押し機の治具に配置してゆきます。現在では、博士論文や表彰状の題字などに使用されることが多いです。
こちらが組み文字用の箔押し機です。こちらの機械もかなり使いこまれていますが、古い機械からは、なにかオーラのようなものが出ているような気がします。
最後に箔押しで評価が高い御朱印帳をご紹介
このように、手間も時間もかかる作業でローテクではありますが、ひとつひとつ職人の技術と経験で、塊をこめて箔押し加工を行っています。ここからは、当社一押しの御朱印帳を紹介します。
御朱印帳に箔押しの加工を使用しているメーカーは少なく、こちらの箔押しシリーズは当社でも一押しの製品です!
こちらは風神雷神柄です。光沢のある黒地の布に金箔押しを施しました。
風神雷神柄の凸版はこのように大きなものになります。
こちらは生成りのカンバス地に黒箔押しを施した、とてもかっこいいと評判のバサラ大将柄です。
いかがでしょうか?
箔押しならではの迫力がある御朱印帳を手にとって、見て、触れて、ぜひとも確かめてください!
和柄とは違うオシャレさや質感をご体験いただけると思います。
この他にも数多くの御朱印帳を取り揃えている日宝綜合製本株式会社のAmazon・楽天市場はこちらです!
楽天市場←箔押し柄
最後にご紹介
日宝綜合製本では様々な御朱印帳を販売しています。
さらに、「オリジナルの御朱印帳」も製作可能です。思い出の生地や服などがあればそちらを使用し御朱印帳にリメイクできます。
これまでに「お祖母様の形見の着物」の生地を使用したオンリーワンの御朱印帳を製作、思い出を形にするお手伝いをさせていただきました。
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この記事で登場した御朱印帳は日宝綜合製本株式会社のAmazon・楽天市場にて販売しています。
TEL:086-275-7863
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最後までお読みいただきありがとうございました^^
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