こんにちは。
オリジナル御朱印帳の製作、可愛い御朱印帳やお洒落な御朱印帳を販売している日宝綜合製本の福富です。
今回ご紹介するのは岡山県だけではなく、全国から人々が多く参拝する指折りの歴史を誇る「吉備津彦神社」です✨桃太郎伝説でも有名なので、岡山にお住まいの方はお馴染みの神社かと思います。私も幼い頃からお祭りなどで度々お参りしていたのですが、今回改めてきちんと参詣し、御朱印をいただいてまいりました。子どもの頃には気付かなかった魅力や岡山人だから気付ける発見ご紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いください😌🙏
また、以前ご紹介した「吉備津神社」と合わせてお参りするのがおすすめです。ぜひこちらの記事もご覧ください。 今回は前編として、吉備津彦神社の見どころをたっぷりご紹介いたします👍
目次
1.ご利益・ご由緒
《アクセス》
吉備津彦神社は、JR吉備線(桃太郎線)の備前一宮駅より、徒歩3分の距離にあります。
吉備津彦神社で主祭神として祀られている大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)・第七代孝霊天皇の第三皇子・五十狭芹彦命(いさせりひこのみこと)は、かつて実在した現人神です。朝廷の命により四道将軍の一人・西道将軍として吉備の国を平定したことから祀られています。
「桃太郎」は吉備の国平定の際の、主祭神の息子にあたる吉備津彦命(桃太郎🍑)と温羅(鬼👹)の戦いが元になったそうです。吉備津彦神社は、大吉備津彦命の屋敷跡に社殿が建てられたことから始まったとされています。
また、旧岡山藩主池田家ともつながりがあって、境内には池田信輝公と輝政公が祀られています🏯
ご利益
ご利益としては、鬼退治伝説より厄除け、災い除け、五穀豊穣、武運長久、慈愛、長寿などがあります。さらに同社にある神社を含めると、子授け、縁結び、安産、育児、病気平癒、商売繁盛、学業成就、方災除け、雨乞いなどがあります。
2.見どころ ①境内のご案内
本殿~拝殿
本殿・渡殿・祭文殿・拝殿が一直線に配置された特徴的なつくりとなっています。本殿・渡殿は祭文殿・拝殿の横から見ることができます。十六世紀後半に社殿は焼き払われてしまったのですが、寛文8年(1668年)岡山藩主の池田光政公に始まり、子の綱政公によって元禄10年(1697年)に再建されました。また、昭和5年(1930年)には本殿・随神門・宝物殿以外が焼失し、現在の拝殿等は昭和11年(1936年)に再建されたものです。本殿は「岡山県指定重要文化財」となっています。
天満宮
拝殿から見て左に進むとあるのが天満宮です。学問の神様である菅原道真公が祀られています。太宰府に向かう途中で吉備津彦神社に立ち寄られた由縁があるとのこと。学業成就のご利益があります。
子安神社
天満宮の手前を左に曲がり、階段を登ります。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、木花佐久夜姫命(このはなさくやひめのみこと)、玉依姫命(たまよりひめのみこと)がご祭神です。
よって、縁結び、子授け、安産、育児、夫婦円満がご利益となります。岡山藩の池田利隆公が子宝に恵まれなかった際、こちらで祈願した後、名君と仰がれた池田光政公が誕生したとも伝えられています。社殿は「岡山市指定重要文化財」となっています。
すぐ横には七つの末社(小さな社)が並んでいます。七つ横並びになっている光景はなかなか他に見られないのではないでしょうか🤔
稲荷神社
受付・授与所を通過して山を登るとお参りできます。倉稲魂命(うがのみたまのみこと)が祀られており、五穀豊穣、商売繁盛などのご利益があります。山の中にひっそりあるからか、他の社とはちょっと変わった雰囲気のある神社です😮道中の連なった鳥居も見どころ。
温羅神社
稲荷神社の鳥居と社の間にあります。「桃太郎」における鬼のモデル・温羅が祀られています。吉備津彦命との戦いの末、従者となって吉備の国に発展をもたらしたその功績をたたえ、和魂(にぎみたま)が祀られています。和魂とは平和や恵みの働きをした神様の御霊を表します。ちなみに岡山の夏の代名詞である「うらじゃ踊り」は温羅の物語をもとに生まれています。鬼のモデルとひと口に言っても、温羅は地元に愛された存在なのです🥰
大燈籠
日本有数の大きさを誇る、石の燈籠です。その高さは約11メートル。地元有志による寄進で完成・奉納されたもので、寄付された方は実に1670余名にものぼります😲奉納者の名前は石段に刻まれていますので、見てみてください。完成したのは安政6年(1859年)のため、160年以上の歴史ある燈籠です。
靏島神社・亀島神社
それぞれ神池に浮かぶ島の神社です。鳥居から見て右手が靏島、左手が亀島です。靏島神社では海上安全の神様を、亀島神社では水の女神様を祀っています。そのため後述の流鏑馬神事では、風水害を防ぐためこの方角に矢が射られます🏹
平安杉
樹齢千年以上とされる巨大な杉の御神木です。昭和5年(1930年)の火災で幹が空洞になり、老朽化も進んで倒木の恐れがありましたが、平成16年(2004年)に大手術治療が行われました。遠くからでもよく見えるその大きさは、千歳以上というのも納得です😉
3.見どころ ②有名な年中行事
御田植祭 8月2日・3日
五穀豊穣を祈る夏のお祭りで、「岡山県指定重要無形民俗文化財」に指定されています。2日夕方の茅の輪くぐりに始まり、3日の御幡献納祭という吉備津彦神社独自の神事をもって終了する、二日がかりのお祭りです。2日夕方の池の上で行われる御斗代祭や、3日の御幡を掲げて池を周る御幡献納祭など、ここでしか見られない独自の神事は必見です🙌✨
秋季例祭:流鏑馬神事 10月第三土曜日・翌日曜日
五穀豊穣に感謝をささげる秋のお祭り。こちらは「岡山市指定重要無形民俗文化財」に指定。古い記録では1342年のものが残っていることから、それ以前から行われていることがわかる、歴史ある行事です。風水害を防ぐため、風の神・水の神を祀る靏島と亀島の方角に矢が射られます🐴🏹
前編は以上となります。いかがでしたか?
後編では、実際にお参りした際の様子や、いただいた御朱印をご紹介します。
そちらもぜひご覧ください!
最後にご紹介
日宝綜合製本では様々な御朱印帳を販売しています。
さらに、「オリジナルの御朱印帳」も製作可能です。思い出の生地や服などがあればそちらを使用し御朱印帳にリメイクできます。
これまでに「お祖母様の形見の着物」の生地を使用したオンリーワンの御朱印帳を製作、思い出を形にするお手伝いをさせていただきました。
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