こんにちは!
オリジナル御朱印帳の製作、様々なお洒落ご朱印帳、お城印帳を販売している 、日宝綜合製本の福富です(^_^)✧
京都の有名な神社仏閣を連続してご紹介してまいります!
今回ご紹介するのは「上賀茂神社」です。正式神社名「賀茂別雷(かもわけいかずち)神社」です。
広大な境内には国宝・重要文化財が多数存在し、全体がユネスコ世界遺産に登録されています。
その歴史は京都でも有数の長さを誇ります。春の桜や秋の紅葉は特に人気で、多くの方が訪れる紅葉スポットでもあります!
そんな有名な上賀茂神社のアクセスから見所、御朱印まで、今回も沢山の写真で詳しくご紹介と説明をしていますので最後までご覧いただき、ご参考にしてくださいね(^^)
目次
上賀茂神社のアクセス
【上賀茂神社の住所】
〒603-8047
京都市北区上賀茂本山339番地
【上賀茂神社の電話番号】
FAX:075-702-6618
【上賀茂神社の電話受付時間】
8:30~17:00
【上賀茂神社へバスでのアクセス方法】
市バス「上賀茂神社前」からすぐ
「御薗口町」から徒歩3分
「上賀茂御薗橋」から徒歩5分
上賀茂神社前のバス停を降りるとすぐに朱色の鳥居が!
【上賀茂神社へ電車でのアクセス方法】
地下鉄烏丸線「北大路駅」より徒歩20分、「北山駅」より徒歩15分
【上賀茂神社へ自動車でのアクセス方法】
参拝者用の駐車場あり。
元日などの繁忙日は料金が異なるためお参り前の確認をしてください!
通常料金100円/30分
繁忙日1000円/1回
上賀茂神社のご由緒
上賀茂神社・正式名「賀茂別雷(かもわけいかずち)神社」はユネスコ世界文化遺産に登録されています。祀られているのは賀茂別雷大神です。雷のごとく強き力によって厄を祓う神様といわれています。
創建は神代までさかのぼる歴史ある神社です。その昔、本殿の北北西にある秀峰神山に賀茂別雷大神が降臨され、天武天皇の時代に現在の社殿の基が築かれたそうです。平安京遷都以降は山城国一の宮として歴代皇室の崇敬篤く、数多くの行幸がなされました。
上賀茂神社への参拝の様子
バス停に着くとまず目に入るのが大鳥居。鮮やかな朱色が眩しいです。石標には「加茂神社」と刻まれています。
【上賀茂神社の大鳥居】
この大きな上賀茂神社の大鳥居は2020年12月末に新設された新しい鳥居です。
こちらの大鳥居は高さ約8メートル、柱間約6メートルの鋼鉄製です。
そもそも何故大鳥居が設置されたのか?ですが、参拝者が御薗橋を渡って上賀茂神社に訪れた際に「ひと目見て上賀茂神社がある」とすぐに分かってもらう為に新設された鳥居です。
【上賀茂神社の一の鳥居】
一の鳥居の大きさは大鳥居ほどあり、鳥居には勧請縄が掛けられていました。この勧請縄は二の鳥居などにも掛けられています。
ちなみに「勧請縄」とは、集落内に邪悪なものが入り込まないようにするものです。
世界文化遺産の石碑がありました。1994年に上加茂神社の境内全域が世界文化遺産に認定されています。
【上賀茂神社の世界遺産石碑】
本来であれば参道に沿って一の鳥居をくぐり二の鳥居に続く参道を進みますが、今回はイベントのため通行不可となっていました。(※2023年5月31日~6月4日の間)
そこで、西側の駐車場や社務所の前を通って迂回し、西鳥居に到着しました。
【上賀茂神社の西鳥居】
一礼をしてくぐります。西の鳥居から入ると授与所・御朱印受付が目の前にありました。
御朱印は参拝を終えてからいただくのがマナー! 後ほど寄らせてもらいます^^
【上賀茂神社の授与所・御朱印受付】
授与所を後にし進むとすぐに「細殿・立砂」が見えてきます。
【上賀茂神社の細殿・立砂】
「細殿(ほそどの)」の前までやってきました。
細殿の前には「立砂(たてすな)」が二つありました。
この立砂はご祭神の加茂別雷大神がご降臨されたといわれる神山(こうやま)の形を模したもの。
陰と陽で一対となっています。左側が陽、頂点に立てられている松の葉は3本。右は陰、松の葉は2本立てられています。盛り塩の起源とされています。
【上賀茂神社の手水舎】
細殿の裏には手水舎があります。神職さんがみずみずしい花を添えられていました。
何の花かお聞きしたところ、あじさいとのこと! 花手水として参拝者の身も心も清めてくれます^^
この綺麗な手水舎で手と心を清めて先に進みます。
【上賀茂神社の楼門】
楼門は1901年(明治34年)8月2日に国の重要文化財に指定されたそうです。
楼門の前に立つと、しみじみ鮮やかな朱色が眩しく感じます。こちらの朱色には魔よけの意味があると言われています。
しばし眺めて楽しませていただきました。
【上賀茂神社の玉橋】
また、上記の写真手前にある朱色の橋は御物忌川(おものいがわ)に架けられた、玉橋(重要文化財)です。
玉橋は神職が神事の際のみに渡る橋で、普段はしめ縄が張られ、一般人は通ることはできません。
【上賀茂神社の中門】
楼門をくぐると正面に中門(ちゅうもん)が見えてきます。ここで二礼二拍手一礼の参拝をします。
こちらの中門は檜皮葺き、切妻流造で本殿、権殿を囲むように回廊が続きます。
この中門から見える簾の向こうが「本殿」と「権殿」です。どちらも国宝に指定されています。
【上賀茂神社の権殿前まで参拝するミニツアー】
上賀茂神社では特別参拝を行なっています! 神職さんにご案内いただきながら権殿前まで参拝するミニツアーです。神職さんから神社のご由緒を聞いたり、ここでしか見られない展示があったり、特別なツアーとなっています!
受付時間:平日10時~16時、土日祝10時~16時15分
初穂料:大人500円、中学生以下無料
せっかくなので特別参拝に参加してきました!^^!
最初に折りたたまれた紙のタスキのようなものをいただきます。
これは「小忌衣(おみごろも)」と言い、神前に進む際の礼服の代わりになるものだそう。
靴を脱いで広間に上がらせてもらいます。ここから撮影禁止です。
まず神職さんから上加茂神社の起源のお話を聞きます。
《上加茂神社の起源のお話》
上加茂神社は正式には賀茂別雷神社といいます。昔、山城国(現在の京都)に住んでいた加茂一族の姫が川で身を清めていたところ、上流より丹塗り(朱色)の矢が流れてきました。その矢を持ち帰って祀っていたところ、矢にこめられた不思議な力によりご懐妊され、元気な子が生まれました。その子が元服を迎えた時、一族の長であった祖父が「お父さんは誰?」と聞いたところ、子は「天津神なり」と答えて雷鳴とともに天に昇っていってしまいました。残された姫が再び子に会いたいと願っていたところ、夢の中でお告げがありました。それに従ったところ、立派な神として天より降りてこられました。
この神様こそが加茂別雷大神。そして賀茂別雷大神の母・賀茂玉依比売命(たまよりひめのみこと)と祖父・賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が下鴨神社の御祭神であることを教えていただきました。つまり上賀茂神社と下鴨神社は親子の関係にあたります。両神社の神紋はいずれも二葉葵。毎年5月に行われる京都三大祭りのひとつ、葵祭りはこの両神社のお祭りです。
神社の起源を学んだ後はお祓いをしていただきます。お祓いの後、「内庭」に案内されます。中門より内側は「内庭」と呼ばれています。内庭からは本殿・権殿が見えます。
上賀茂神社の式年遷宮は21年に一度行われます。ちなみに伊勢神宮は20年ごと、出雲大社は60年ごと。式年遷宮は神社を維持するためのシステムで、定期的に社殿を作り替えます。工事の際は一時的に神様を別の社殿、上賀茂神社では権殿にお移りいただくことに。しかし現在は、神社にある建物のほとんどが国宝・重要文化財に指定されていて重要文化財保護法の対象となっています。そのため社殿を建て替えるのではなく、傷んだところを修復するようになっているそうです。
特別参拝を終えて、引き続き境内をまわっていきます^^
【上賀茂神社の小川】
上賀茂神社には境内を流れる小さな川があります。
川の水は透き通っていて、静かに穏やかに流れています。上流部から御手洗川(みたらしがわ)に御物忌川(おものいがわ)が合流し、御手洗川の下流は「ならの小川」と呼ばれます。
御手洗川は神事が行われる神聖な川で、ならの小川は地域のお子さんや親子連れが遊びながら涼を得る憩いの場となっています。
続いては末社です。
上賀茂神社にはたくさんの摂社末社があります! その数はなんと17!
境外の末社も含めるとさらに多くなります!!!
(数字は上賀茂神社境内マップのものです)
①片山御子神社(重文)
賀茂別雷大神の母・玉依比売命が祀られています。縁結び、子授け、家内安泰。
『源氏物語』作者の紫式部も参拝しており、ハート型の絵馬で縁結びの祈願ができます。
②新宮神社(重文)
※第2・第4日曜日10~16時のみ参拝可能
心体健康、若返りなど。
③大田神社(重文)
境外社。上賀茂神社から東へ約800m。芸能上達、延命長寿。
④若宮神社(重文)
「内庭」にあるため中門前からの参拝。若返り。
⑤奈良神社
学業成就、料理上達。
⑥賀茂山口神社
商売繁盛、子供の成長を見守る神様。
⑦久我神社
境外社。航空・交通安全。
⑧須波神社(重文)
家・敷地を守る。家内安全。
⑨棚尾神社(重文)
家内安全・家族の絆を強める。
⑩川尾神社
迷いを取り除く。
⑪橋本神社
延命長寿、心身を美しくする。
⑫岩本神社
交通安全。
⑬山尾神社
※第2・第4日曜日10~16時のみ参拝可能
建設業守護。
⑭土師尾神社(重文)
「内庭」にあるため中門前からの参拝。
美術・工芸・陶芸の神様
⑮杉尾神社(重文)
「内庭」にあるため中門前からの参拝。
林業の神様。
⑯山森神社
病気を治す。
⑰梶田神社
下の病の神様。
【上賀茂神社の片岡橋】
上賀茂神社片岡橋は上賀茂神社境内に祀られている片岡社(片山御子神社(かたやまみこじんじゃ))近くに架けられています。
桁行一間・梁間一間の木造廊橋で、唐破風造(からはふづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)です。
【上賀茂神社の橋殿】
橋殿は1628(寛永5)年に造り替えられたもので、間口が約1.8m、桁行が約9.1m、桧皮葺(ひわだぶき)の屋根を戴く姿が平安時代の面影を正確にとどめているとして、国の重要文化財になっています。
橋殿の真下を流れる御手洗川は神域と人間界を区分する「境界」であり、その境界上に建つ橋殿は、神域と人間界をつなぐ「交流の場」の役割があるそうです。
さらに、二葉姫稲荷神社をご紹介します!
上賀茂神社の摂社ではないのですが、境内の中にある神社です^^
というのも二葉姫稲荷神社は片山御子神社の神宮寺の鎮守社なんです。
【上賀茂神社の二葉姫稲荷神社】
かつてあった神宮寺の池とゆかりある八嶋龍神もここに祀られています。
八嶋龍神
御影龍神
神宮寺池にはかつて勧請された竜神が住んでいました。その竜神の怒りを抑える為に建てたのが末社の八嶋龍神です。
上賀茂神社の御朱印
お参りを終えて、上賀茂神社の御朱印をいただきに受付に向かいます(*^o^*)
御朱印受付の場所は西鳥居の近く、細殿や立砂の西側です。
御朱印の初穂料は300円。
御朱印帳への記帳も、紙でのお渡しも対応していただけます。
この日は二人体制で御朱印に対応され書かれていました。書いていただいている間に、ふとお二人それぞれの書かれる御朱印が対照的なことに気付いてしまいました。
楷書体とくずし字、まるで陰と陽で一対の「立砂」のよう!
【上賀茂神社の書体が違う2つの御朱印】
どちらも素敵だからこそ、二つ並ぶと圧巻!
一つの作品のようです!
(一度の参拝で二回御朱印をいただいていいか確認し、他の方のご迷惑にならないよう混雑具合を考慮して、順番を守って、その都度初穂料をお納めしています)
同じ御朱印でも書き手によって“顔”が異なるのも、御朱印の特徴であり集める楽しみですよね。
そのことを改めて感じさせていただく参拝となりました。
最後にご紹介!上賀茂神社にぴったりな御朱印帳
今回おすすめの御朱印帳は紫陽花柄^^! 花手水が素敵だった上賀茂神社。
この御朱印帳もブルーが背景で紫陽花が水面に浮かんでいるように見えてきませんか?
また、雨の日でもご安心してお使いいただけるようにビニールカバーがセットになっています^^
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