こんにちは!
オリジナル御朱印帳の製作、様々なお洒落ご朱印帳、お城印帳を販売している 、日宝綜合製本の福富です(^_^)✧
今回も京都の有名な神社仏閣を連続してご紹介してまいります!
今回ご紹介するのは浄土宗の総本山で、徳川家とも縁の深いお寺「知恩院(ちおんいん)」です。
知恩院では2023年限定の徳川家康と関係のある御朱印がいただけます!
知恩院のアクセスから見所、御朱印まで、今回も沢山の写真で詳しくご紹介と説明をしています。
最後までご覧いただき、ご参考にしてくださいね(^^)
目次
知恩院のアクセス
【知恩院の住所】
〒605-8686
京都市東山区林下町400
【知恩院の電話番号】
【知恩院の参拝時間】
12~2月:午前6時00分~午後4時00分
3~5月:午前5時30分~午後4時00分
6~8月:午前5時00分~午後4時00分
9~11月:午前5時30分~午後4時00分
【知恩院の拝観料】
方丈庭園:400円
友禅苑:300円
共通券:500円
【知恩院へ電車でのアクセス方法】
・地下鉄東西線「東山」下車 徒歩8分
【知恩院へバスでのアクセス方法】
・京都駅からは、206系統「祇園・北大路バスターミナル行」に乗車していただき、「知恩院前」で下車(約25分)三門までの徒歩は約7分です。
乗車料金:230円
知恩院のご由緒
知恩院は浄土宗の開祖である法然上人が教えを広めた土地に建つ由緒ある寺院です。正式名称は華頂山知恩教院大谷寺という、浄土宗の総本山です。江戸時代に浄土宗を信仰していた徳川家康公が、知恩院を京都における菩提所と定めたことから寺領が拡大、現在の大伽藍が築かれました。御影堂や三門などが国宝に指定されています。
【知恩院の七不思議】
①「鴬張りの廊下」御影堂から集会堂、大方丈、小方丈に至る廊下です。歩くと鴬の鳴き声に似た音がします。
②「白木の棺」三門楼上にある二つの白木の棺です。将軍家より三門造営の命をうけた五味金右衛門夫婦の自作の木像が納められています。
③「忘れ傘」御影堂正面の軒裏に、骨だけとなった傘があります。傘は雨が降るときにさすもの=水と関係があるため、火災から守るものとして信じられています。
④「抜け雀」大方丈菊の間にある襖絵です。描かれた雀が本物そっくりで、生命が宿り飛び去ってしまったといわれています。
⑤「三方正面真向の猫」方丈の廊下にある杉戸に描かれた猫です。左右どの角度から見ても、正面から見つめ返してくる不思議な猫です。
⑥「大杓子」大方丈入口の廊下の梁に置かれている大きな杓子です。すべての人々を救いとるという、阿弥陀様の慈悲の深さをあらわしています。
⑦「瓜生石」黒門登り口にある大きな石です。誰も植えたおぼえがないのに瓜のつるが伸び、花が咲いて瓜が実ったなど不思議な説がいくつもあります。
③⑦いつでも見学できます
①④⑤⑥方丈庭園を拝観する際に展示がございます
②三門楼上が特別公開されている期間のみご覧いただけます
知恩院への参拝の様子
知恩院の境内図です。
まず参拝者を出迎えるのは、見上げるほど立派な「三門」です!
【知恩院の三門(国宝)】
元和7年(1621年)、徳川秀忠公により建立されました。
知恩院の三門は高さ24m・横幅50m・屋根瓦約7万枚と、日本最大級の木造の門で、外に掲げられている「華頂山」の額の大きさはなんと畳2畳より大きいんです!
2002年国宝に指定されています。
門の上層部(楼上)は、仏堂となっており、中央に宝冠釈迦牟尼仏像、脇壇には十六羅漢像が祀られています。上層部の桜上に登ることができ、祇園エリア一帯の景色をご覧いただけます。
また、知恩院七不思議の「白木の棺」があり、三門造営の命を受けた五味金右衛門夫妻の木像が安置されています。特別公開時のみ見学できます。
三門をくぐって男坂をのぼります。一段ずつが高い階段で、見かけ以上にきついです(笑)
緩やかな階段は三門右側にあり「女坂」と呼ばれています。
ご自身の体力に合わせて、好きな方の坂をお選びください^^
階段を避けたい方はシャトルバスがございますので、そちらをご利用ください。
【知恩院の男坂】
階段をのぼると境内です。まずは「手水舎」でお清めをしていきましょう。
【知恩院の手水舎】
手水舎にはポピュラーな「龍」ではなく「器」となっていました。
目の前には威風堂々という言葉がぴったりな佇まいの「御影堂」が!
【知恩院の御影堂(国宝)】
現在の御影堂は寛永16年(1639年)に徳川家光公によって建てられました。
その大きさは、間口:約45m・奥行き:約35m・幅:約3mとこちらもとても大きな伽藍となっています。写真に人が写っていますがとても小さく御影堂の大きさがイメージいただけると思います^^
御影堂も2002年国宝に指定されています。
元祖法然上人の御影(みえい)を祀っていることから御影堂(みえいどう)と呼ばれる建物です。
※見学時に靴を脱ぎますので注意。
ここでは知恩院七不思議のひとつ「忘れ傘」が見られます。
わかりづらい写真で申し訳ないです(^^; 「忘れ傘」は少々見つけにくい七不思議になっています。
真下に目印の看板がありますので、こちらを元に探してみてください^^
しっかり真上を向いて目をこらせば見つかります^^!
御影堂から方丈までは渡り廊下で繋がっています。その間にある建物が「集会堂(しゅえんどう)」です。
順路に沿って参拝しましょう。
【知恩院の集会堂(重要文化財)】
集会堂(しゅうえどう)は寛永12年(1635年)に建立されました。千畳敷といわれるほど広いお堂です。
集会堂の先は方丈となり、ここからは拝観の受付が必要となりますので拝観料をお納めします。
拝観料は方丈庭園:400円です。
この後「友禅苑」もご覧いただくのであれば、共通券500円がお得です(^_-)!
【知恩院の方丈(重要文化財)】
知恩院の方丈は大方丈と小方丈から成り、どちらも寛永18年(1641年)に建てられました。
内部は非公開・撮影禁止となっています。
この建物で「知恩院の七不思議」に関する展示がいくつかあります。撮影不可のため目に焼き付けましょう。
「知恩院の七不思議」
★鴬張りの廊下:歩くと鴬の鳴き声に似た音が出ます。
★抜け雀:狩野信政が描いた障壁画。絵の中の雀が本物そっくりなあまり命が宿り、どこかへ飛び立ったといわれています。
★三方正面真向きの猫:狩野信政が杉戸に描いた絵。左右どちらから見ても猫が正面から見つめ返してきます。
★大柄杓:すべての人々を救いとるという阿弥陀様の慈悲の深さを表しています。重さ30㎏、長さ2.5mあります。
外へ出て庭園を見学していきます。庭園は国指定名勝。江戸時代初期に小堀遠州と縁のある僧玉淵によってつくられたとされるお庭です。お庭は写真撮影が可能です。
方丈の建物に沿って進み、権現堂へお参りし、山亭庭園を見て、出口です。ルートに沿って拝観しましょう。
【知恩院の唐門(重要文化財)】
勅使門とも呼ばれ 寛永18年(1641年)徳川家光公によって建立されました。天皇からの勅使が訪れた時のみ使われる門で、松を配した細かな彫刻が見どころとなっていますので、ぜひご覧ください。
【知恩院の仏足石】
釈迦の足跡を刻んだ石で、仏足石の多くは平置きされているが、知恩院の仏足石は立ててあるのが特徴です。
【知恩院の心字池】
【知恩院の慈鎮石】
慈鎮和尚が座禅をしたといわれる巨大な石です。
慈円和尚は、平安時代末期から鎌倉時代初期の天台宗の僧で、諡号は慈鎮和尚(じちん かしょう)。親鸞と法然を比叡山の抑圧から庇護した高僧です。
【知恩院の徳川家光公御手植の松】
三代目と書かれていますので直接将軍が触れた松ではないと思いますが、この空間に将軍がおられたと考えるとワクワクします^^
【知恩院の二十五菩薩の庭】
知恩院保有の国宝「阿弥陀如来二十五菩薩來迎図」を基にした庭です。
臨終の時に阿弥陀如来と二十五菩薩がお迎えに来てくださる様子が表されています。石で阿弥陀如来と二十五菩薩、植え込みで來迎雲が表現されています。
ちなみに刈込みのなかに石組という意匠は、岡山県高梁市の小堀遠州作庭の「頼久寺」でも用いられています^^
【知恩院の権現堂】
徳川家康公の位牌と肖像画、歴代徳川将軍の位牌が祀られています。
現在の建物は昭和49年に浄土開宗800年記念のため再建されたものです。
次に向かったのは「山亭庭園」です。
【知恩院の山亭庭園】
百段ほどの階段を登るので見晴らしのよい場所に山亭庭園はあります!
霊元天皇の第十皇女・浄林院宮吉子内親王の宮殿を移築したもので、山亭庭園をご覧いただくのはもちろん、是非とも景色もご覧ください^^
山亭庭園から出るとお墓があります。
お墓の奥(左)へ進んでいくと、ひときわ大きな「千姫(徳川秀忠公の長女)の墓」があります。さらにその先にあるのが「濡髪大明神」です。
【知恩院の濡髪大明神】
江戸時代、知恩院第32世 霊巖上人の枕元にすすり泣く童子が現れました。この童子は古くからその地に住んでいた狐が化けた姿であり、御影堂ができて住処をなくして泣いていました。そこで霊巖上人が代わりに用意したのが「濡髪祠」です。濡髪の名は狐が童子に化けていた時の髪が濡れていたことからついたそうです。
その後、狐はお礼に知恩院を火災から守ることを誓い、その証に御影堂の軒下に傘を置いていったそうです。これが知恩院七不思議のひとつ「忘れ傘」の一説となっています。よって濡髪大明神は火災除けの神様としてお祀りされています。
しかし一方で「濡髪」が艶やかな女性の姿をイメージさせることから、女性の信仰を集め続けてやがて縁結びの神様としても親しまれるようになりました。
濡髪大明神は突き当りにあるので、お参りが済んだら来た道を戻ります。
山亭の出口を過ぎてそのまま道なりに進むと「勢至堂」に着きます。
【知恩院の勢至堂(重要文化財)】
元祖法然上人終焉の地、知恩院発祥の地です。現在の知恩院では最古の建物で、享禄3(1530)年に建立されたものです。
勢至堂の中には、法然上人の本地身(ほんじしん)・勢至菩薩像が祀られています。
明治32(1899)年に重要文化財に指定されています。
※靴を脱いでお上がりください。
さらに先に進むと登り階段があります。階段の先にあるのが「御廟」です。
【知恩院の御廟(京都府有形文化財)】
法然上人の遺骨が安置されている廟堂です。手前の拝殿よりお参りできます。
お参りが済んだら来た道を戻り、さらに下りの階段を進みます。
階段を下りた先には法然上人の像があります。
ひと通り巡って、御影堂がある場所まで戻ってきました!
【知恩院の大鐘楼(重要文化財)】
知恩院の大鐘楼は少し奥まったところにありますが、その大きさは一見の価値ありです!
釣鐘は高さ3.3メートル、直径2.8メートル、重さ約70トン!
知恩院の釣鐘は、京都方広寺、奈良東大寺と並ぶ大鐘として有名なんです。
最後に、知恩院には「泰平亭」という売店があります。
半分は自動販売機&休憩スペース、もう半分はお土産もの屋さんです。
【知恩院の泰平亭(売店)】
ここから女坂をくだって友禅苑へ。こちらの階段は男坂と比べてなだらかです。
【知恩院の女坂】
方丈庭園を拝観したうえで、友禅苑を拝観するなら共通券がお得です!
バラバラで買うと方丈庭園400円、友禅苑300円で合計700円となります。
共通券は500円ですので、200円お得です。
【知恩院の友禅苑】
友禅苑は友禅染の始祖である宮崎友禅の生誕300年を記念して、昭和29年につくられた庭園です。広さは約4千坪(12,000㎡)あり、東山の湧き水を引き入れ「染糸の滝」を有する池泉式庭園と、枯山水の庭(鹿谷苑)とが、上下二段に分かれ、昭和の名園として有名です!
【友禅苑の補陀落(ふだらく)の池】
池の真ん中には「高村光雲作の観音像」があります。
【友禅苑の禹門】
中国・夏王朝の創始者「禹」が黄河の水量を調節するために設けた門が由来となっている禹門があります。こちらの禹門を潜ると茶室の世界に入ります^^
【友禅苑の華麓庵】
大澤徳太郎氏の別邸から移築した裏千家ゆかりの茶室「華麓庵(かろくあん)」です。
【友禅苑の宮崎友禅斎像】
友禅苑の中央に宮崎友禅の銅像が立ちます。
宮崎友禅は江戸前期元禄(げんろく)年間(1688~1704)の扇絵師で創始されたのが有名な「友禅染め」です。着物の模様も描き、染め物の技法名として定着しています。
【友禅苑の白寿庵】
こちらは華頂会館から移築された茶室「白寿庵」です
【友禅苑の友禅斎謝恩碑】
【友禅苑の枯山水(鹿野)庭園】
白砂で広大な大海が表現され、苔築山には多くの石が据えられているのが分かります!
以上が知恩院のご紹介でした!
では、目的の1つでもある知恩院の御朱印をいただきに向かいます^^
知恩院の御朱印
知恩院の御朱印は男坂の階段をあがってすぐ、「朱印所」でいただけます!
いただける御朱印は全部で4種!
・通常3種
・2023年限定御朱印「欣求浄土」
志納金は各300円
今回は奮発し、4種類全ての御朱印をいただきましたのでご紹介します^^
右から「法然上人」、「御詠歌」
「勢至菩薩」、そして「欣求浄土」です!
「欣求浄土」は葵の御紋の朱印も押されていることから、2023年の大河ドラマ「どうする家康」に関連した御朱印であることがわかります。
徳川家とゆかりのある知恩院ならではの限定御朱印ですね。
ドラマ放送中にぜひともいただきたい御朱印です(≧▽≦)
最後に知恩院にぴったりの御朱印帳をご紹介!
知恩院七不思議に猫が登場したので、今回は「招き猫柄」の御朱印帳をご紹介します!
七不思議の猫はなぜ絶対目を離さないかというと、自分の子どもを外敵から守るためといわれています。この御朱印帳にもよく見ると子猫が。きっと親子ですね。
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