こんにちは!
全国各地のご朱印、お城印集めが趣味の神宮寺城一郎です!
今回ご紹介するのは戦国時代の天才軍師として知られる黒田官兵衛と、その息子である長政によって建てられた名城「福岡城」です。
黒田家によって発展してきた福岡の街ですが、実は岡山県と意外な繋がりがあって!?
黒田官兵衛、長政親子と福岡の歴史もまじえて福岡城とお城印をたくさんの画像にてご紹介しています。
実際に行かれる方は必見! ぜひ最後までご覧ください。
これから福岡城に行かれる方は是非とも参考にしていただき、福岡城巡りをお楽しみください。
目次
福岡城とは
福岡城は、福岡藩初代藩主である黒田長政によって築城されました。関ヶ原の戦いで東軍(徳川家康)に味方し、武功をあげたことで筑前国のほとんどを領地として与えられたのです。福崎(現在の舞鶴公園)に慶長6年(1601年)から7年の歳月をかけて、全国でも有数の広大さを誇る平山城を築城しました。
黒田長政とその父黒田官兵衛が手がけただけあり、敵との戦を想定された城のつくりになっています。別名「舞鶴城」とも呼ばれます。海側から見た城郭が、羽ばたく鶴に似ていたそうです。
現在は国指定史跡に登録されています。城跡に天守台(国指定重要文化財)がありますが、天守閣が存在したとする資料がなく、存在は定かではありません。その他にも多聞櫓(国指定重要文化財)などの貴重な文化財・史跡が多く残されています。
実際に福岡城を訪ねて
福岡で仕事が終わった翌日に福岡城跡へ向かう。
福岡城を築城した黒田官兵衛は戦国武将の中でも私の好きな武将の一人だ。
福岡城は福岡市内の中心部にあり、地下鉄空港線の赤坂駅で降りる。
駅の地図を見て、2番出口から出ることにした。
福岡城跡は舞鶴公園として市民県民のスポーツ・憩いの場として整備されている。とても広そうだ。
福岡城へどこから入ろうと考えながら地図を見ていくと「大手門」の信号を見つけたので、ここから入ることにする。
地上に出て明治通りを西へ向うと福岡城の石垣が見えてきた。
【福岡城 石垣】
途中、お堀では鳩と鴨が遊んでいた。
西鉄バスの「大手門・平和台陸上競技場入口」のバス停があった。バスで訪れる際にはこちらのバス停が近い。
下之橋側から公園に入る。入ってすぐ潮見櫓があった。
【福岡城 (伝)潮見櫓】
遠く玄界灘(九州の北西部に広がる海域)、博多湾を望むことから潮見櫓の名がついている。
大正時代に旧黒田家別邸に移築された櫓が潮見櫓として伝わり、その後、城内の下之橋御門横に再移築された。近年の調査で別の建物が潮見櫓であることが明らかになったため、(伝)を付けて呼ばれるようになった。
海上からの攻撃に対する防御の要としての櫓。
【福岡城 下之橋御門(大手門)】
福岡城の西側にあり、東側の上之橋御門とともに、城内に入るための門として使用された。
1805年(文化2年)に建てられ、2000年(平成12年)8月の不審火で被災しましたが2008年(平成20年)11月に復元されている。
先に進むと黒田如水隠居地があった。
【福岡城 黒田如水隠居地跡(御鷹屋敷跡) 牡丹・芍薬園】
黒田如水とは官兵衛のことだ。福岡藩初代藩主・長政の父であり、福岡藩の藩祖である。
この場所に隠居した黒田官兵衛が住んでいた屋敷があったとされる。
現在、屋敷跡は昭和55年(1980年)に整備され、牡丹尺薬園になっている。
訪れたのは1月、何も咲いていなかった。牡丹の見頃は4月中旬~下旬、芍薬の見頃は5月上旬~中旬だそう。
少し進むと見えてきたのは旧母里太兵衛邸長屋門。
【福岡城 旧母里太兵衛邸長屋門】
母里太兵衛は黒田官兵衛・長政親子に仕えた優秀な重臣「黒田二十四騎」の一人。
大杯の酒を一気に飲み干し、福島正則から名槍「日本号」を呑み取った逸話が有名です。この門は母里太兵衛の屋敷の門として、現在の天神2丁目にあったものを、昭和40年(1965年)に現在の地へ移築された。
また、建物の老朽化が進んだため、平成26年10月より保存修理工事が行われ、平成27年4月に工事が完了。現在は綺麗な長屋門となっている。
旧母里太兵衛邸長屋門の近くには名島門がある。
【福岡城 名島門】
小早川隆景が築いた名島城(福岡市東区)の脇門として造られたのが名島門だ。
黒田長政は福岡城を居城とする前、一時的に名島城を拠点としていた。
1600年関ケ原の戦いの後、徳川家康から筑前国を拝領した黒田長政が居城を移す際に、黒田二十四騎の一人である林掃部に下げ渡され、邸宅の門として使用されていた数少ない名島城の遺構の一つで、福岡市内も数少ない武家屋敷の門となっている。
名島門を見て、平和台陸上競技場の横を通って、舞鶴公園の福岡城跡に入る。
福岡城跡に入ると坂となっている。この坂は「松の木坂」と呼ばれ、三の丸から西二の丸に続く坂となっている。もう片方は桐の木坂と呼ばれている。
松の木坂を登ると左手に福岡城二の丸跡がある。
【福岡城 二の丸跡】
二の丸跡公園には梅園があり、約300本の梅の木が植えられている。
見頃は2月中旬から下旬だそうだが、わずかに咲いた梅の花を見つけた。
ベンチも設置されているのでゆっくり梅の花を楽しめるスポットだ。
松の木坂に戻り、先を進むと見えてきたのは本丸表御門跡だ。
【福岡城 本丸表御門跡】
二の丸の北側から本丸に入るための表御門があった場所で、現在、本丸表御門はない。
本丸表御門は、黒田家の菩提寺である崇福寺に移築され、現在も山門として大切に残っている。
敷地内の各地には解説パネルがあり、その下に「福岡城物語」というものが書いてある。
「小・中天守台」の説明書きの福岡城物語に気になることが書いてあった。黒田官兵衛は「天下を狙っていたと言われています。」と。
2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」では岡田准一さんが演じていたが、確かその中でも関ケ原前後に、息子長政に「天下を狙う」というセリフがあったのを思い出す。
黒田官兵衛は秀吉の軍師として活躍をした。秀吉を天下人にしたのは官兵衛という天才軍師がいたからだ。秀吉の死後、再び混沌とした時代に突入しかけたとき、官兵衛が天下を狙ったと考えるのはおもしろい歴史ロマンだ。
もし、そうなっていたら幕府は福岡で開いていたかもしれないし、さらには日本の首都は福岡になっていたかもしれない。実におもしろい。
福岡の地名は、黒田家ゆかりの地である備前国邑久郡福岡(現在の岡山県瀬戸内市長船町福岡)から名前がつけられている。このサイトを運営する日宝綜合製本の工場が岡山県瀬戸内市長船町服部にあり、同町福岡とは隣接している。
長船町は官兵衛のふるさととしてPRしている。福岡との縁を感じる。
続いて天守台に向う。
【福岡城 天守台】
天守台を登る途中、反っている石垣を見て美しいと感じながら足を進める。
福岡城に天守はなく、近年、細川家の古文書から「福岡城の天守閣は一時期存在していたが取り壊された」という説が出た。
しかし黒田家の古文書には天守閣の存在を確定する資料が残っていない。福岡城天守閣の存在は今も謎のままだ。
この天守台は大・中・小と3つあり、一番上の天守台は展望台になっている。
眺めも素晴らしく、街並みを一望できる。福岡タワーもバッチリ見えた。
福岡藩は官兵衛が藩祖であり、長政が初代藩主。
そこから維新まで12代にわたって、この福岡の地を治め、繁栄を築いている。
天守台からの眺めを楽しんだあと、目的の1つ「御城印」をもらいに行く。
福岡城の御城印
御城印は「福岡城むかし探訪館」で販売しているとのこと。
福岡城むかし探訪館で福岡城の紹介のビデオ「時空のバーチャルムービー」を見る。昔の福岡城がCGで再現され、リアルな映像で福岡城のことを細く説明していて、とても分かりやすかった。
このビデオを見てから福岡城を見に行ったほうがいいと思う。
これから福岡城に行かれる方は、
福岡城むかし探訪館で、福岡城の紹介のビデオを見たあとに、福岡城跡に行くことをおすすめする。
福岡城の御城印は4種類あったが、官兵衛と長政の兜が描かれた2種類の御城印をいただく。
各300円。
中央は黒田家の家紋である「藤巴(ふじどもえ)」。
赤いお椀をひっくり返した兜が官兵衛の兜(左)。
黒い兜で長い角の「鍬形(くわがた)」があるのが長政の兜(右)。
左下にはそれぞれの花押がデザインされている。
とてもカッコいい御城印となっていた。
御城印:福岡城むかし探訪館、舞遊の館(三の丸スクエア内)
日本100名城スタンプ:福岡城むかし探訪館、鴻臚館跡展示館、三の丸スクエア
福岡城のアクセスと基本情報
【福岡城の所在地】
〒810-0043 福岡県福岡市中央区城内
【福岡城へのアクセス】
・福岡市営地下鉄「赤坂駅」2番出口から徒歩約10分
・三の丸スクエアへは「大濠公園駅」5番出口から徒歩約10分
・城内に第1-第4駐車場(有料) 計約450台の他、有料駐車場あり
【福岡城の入場料】
無料
最後に福岡城にぴったりの御城印帳をご紹介
今回ご紹介する御城印帳は本文への差し込み式が特徴!
さらに、黒色の紙が御城印をいっそう引き立てます!
黒田家の家紋である「藤巴」もデザインされています!
御城印がカッコよく見えるという口コミから多くの方が注文されています!!!
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