こんにちは!
全国各地のご朱印、お城印集めが趣味の神宮寺城一郎です!
今回は日本三大奇祭のひとつ「西大寺会陽(えよう)」を観にいってきた。
目次
西大寺会陽のアクセスと基本情報
【西大寺会陽の開催期間】
開催期間:2024年2月17日(土)※毎年2月の第3土曜日
【西大寺会陽の開催時間】
宝木投下:22:00
【西大寺会陽の開催場所・住所】
西大寺観音院
〒704-8116 岡山県岡山市東区西大寺中3-8-8
【西大寺会陽の電話番号】
086-942-0101(西大寺会陽奉賛会【岡山商工会議所西大寺支所内】)
【西大寺会陽の電話番号】
交通アクセス(車):山陽自動車道山陽ICから約30分
交通アクセス(公共):JR西大寺駅から徒歩約10分
以前の紹介ブログはこちら
西大寺観音院の御朱印をもらう前に行くべき「五福通り」を詳しく紹介!
西大寺観音院の御朱印と書き置き御朱印を簡単に貼れる方法をまとめて紹介!
西大寺会陽のご由緒
公式サイトより引用
即ち裸祭りは、天下の奇祭として広く知られているが、その歴史は遠く奈良時代に始まる。
東大寺良弁(ろうべん)僧正の高弟、実忠(じっちゅう)上人が創始した修正会即ち新年の大祈祷を開山の安隆上人が伝え、毎年旧正月元日より14日の間厳修されていた。
永正7年(1510年)忠阿(ちゅうあ)上人の時、修正会の結願の日参詣の信者に守護札を出したところ、これを戴く者は福が得られると希望者が続出し、やむなく参詣者の頭上に投与したので奪い合いとなり、身体の自由を得るために裸となり、無垢の信仰心は水垢離となり、遂に修正会と不離一体の今日の会陽の形が成り立ったと伝えられている。
実際に西大寺会陽を見物して
JR赤穂線に乗って、西大寺駅で降りる。
西大寺会陽は毎年2月の第三週の土曜に、岡山市東区の西大寺観音院で開催される。今日の西大寺の街は会陽一色だ。
ちなみに、会陽前日の夜には、祭りの安全と発展を祈願するための奉納演奏が開かれ宝木争奪への参加は男性に限られることから、宵祭りではお餅投げで2人の福女も選ばれる。
【駅前広場の会陽の銅像】
【西大寺会陽の説明板】
着いたのは17時過ぎ、たくさんの人が西大寺駅で降りて、歩いて西大寺観音院のほうに向っていた。
私は会陽をLiveで観るのは初めてだ。途中にあった高校では、高校生が大きな太鼓をたたいて、もうすぐ始まるお祭りを盛り上げていた。こちらも気持ちが昂ぶってくる。
特に今年は、4年ぶりの宝木(しんぎ)争奪戦が行われる。宝木争奪戦に参加する人も、練り歩きに参加する人も、応援する人も気持ちが昂ぶる。
知人と待ち合わせをして、観音院に向う。もうすでに外は暗い。
仁王門から入ることに。
【西大寺観音院:二王門】
通常、阿形が向かって右手、吽形が向かって左手に配されていることが多いが、西大寺観音院では逆に配されている。
会場は既に多くの人でにぎわっている。右前方には三重塔が見える。
【西大寺観音院:三重塔】
三重塔は岡山市指定重要文化財となっていて、延宝六年(1678)建立で寺内最古の建造物だ。
仁王門をくぐると、本堂が見えた。
【西大寺観音院:本堂】
本堂も岡山市指定重要文化財となっている。また、こちらの本堂は文久3年(1863)に再建されたものだ。
「ワッショイ!ワッショイ!」と地響きがするような掛け声が聞える。裸衆による境内を練り歩く“地押し”はすでに始まっていた。寒いはずなのに、すごい熱気だ。
思わず、私も「ワッショイ!ワッショイ!」と声を張る。
裸衆は仁王門から入って、垢離取場(こりとりば)に向う。垢離取場では冷水に入り、身を浄める。
【西大寺会陽のお清めの儀】
その後、本堂の大床に向かう。この大床で宝木の争奪戦が行われるのだ。牛玉所殿(ごおうしょでん)に参詣したあと境内の四本柱をくぐり、再び垢離取場に向う。
これを3回繰り返す。「ワッショイ!ワッショイ!」と、掛け声に気合いを感じる。
境内の外には救急車が待機していた。
これから裸衆の肉弾戦が繰り広げられるための救急隊だ。このことからも祭りの凄まじさが想像できる。
練り歩きが本堂に入る様子を観覧席から観る。
観覧席からでも裸衆の気合と熱気を感じる。観覧席からも「ワッショイ!ワッショイ!」の掛け声が地響きのように沸き起こる。
宝木投下の22時が近づいてきた。本堂大床に裸衆が集まってきた。どこに投げ入れられるかわからないにもかかわらず、すでに場所取りでひしめきあっている。
境内の外を歩くと、たくさんの露店が軒を並べ、多くの人でにぎわっていた。
年に一回のこのお祭りを老若男女みな楽しみにしているのだ。
観覧席に戻ると、本堂大床とそのまわりはより一層裸衆がひしめきあっていた。
「ワッショイ!ワッショイ!」の裸衆の大音声は地響きとなって観客席に伝わってくる。大床の裸衆に打ち水がかけられると、湯気がたちのぼる。宝木投下の時間が近づいてくるにつれ緊張感が増してくる。
【西大寺会陽の宝木投下】
ひしめきあう裸衆のなか、倒れる人も出てくるようだ。レスキュー隊が時折り分け入っている。
そろそろ投下時間22時だ。
22時になると同時に本堂の照明が全て消され、チカチカチカと本堂の照明が点滅するとともに五福窓から宝木が投下される。
宝木が投げ入れられた!驚くべきは投下される木は100本、その中で本物の宝木は2本のみ!
宝木の大きさは長さ約20センチ、直径約4センチ。
「オオオオオーーー!」と大歓声があがり、争奪戦が始まった!
しかし、どのようにして本物の宝木を見つけるのか?
実は、本物には強くお香の匂いを染み込ませており、その匂いをもとに探すようだ。
しばらくすると群衆の中から抜け出て猛スピードで走り抜ける人がいた。取ったのか!?本堂の下では小さな争奪戦が起きていた。いたるところで裸衆の渦ができて争奪戦をしている。
観覧席からは宝木は見えない。
争奪戦のうずに飛び込む人もいる。観覧席のすぐ目の前で繰り広げられていたかたまりから、突然、観覧席に何かが投げ入れられた!
観覧席がどよめく。
それがひざの上に落ちた女性から驚きの声があがり、それを持った右手が大きく突き上げられた。観覧席からどよめきが起こった。100本のうちの1本の「枝宝木」のようだ。
宝木争奪戦は15分くらいで終わった。宝木を誰が取ったかはわからないが、すさまじい肉弾戦だった。
宝木の獲得は出口のゲートまで宝木を持ってくればゴール。
【西大寺会陽の宝木争奪戦終了】
宝木を得たものは「福男」と呼ばれ、一生の「御福」を手に入れるとされています。
この西大寺会陽で、備前平野に春が来ると言われている。参加したすべての裸衆に、春とともに福もやってくることだろう。
最後に!
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