オリジナル御朱印帳の製作、様々なお洒落ご朱印帳、お城印帳を販売している 、日宝綜合製本の松尾です^^
現在、滋賀と京都の有名な神社仏閣を連続してご紹介しています!
ここまで紫式部が『源氏物語』の着想を得たという石山寺、そこで開催されている「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」と「恋するもののあはれ展」、紫式部の父が僧侶となった三井寺、そしてで紫式部が生まれ育った邸宅跡にある廬山寺、そして京都のシンボル東寺をご紹介しました。
第6回目となる今回は、織田信長やエジソンなどの歴史上の偉人たちにゆかりがある「石清水八幡宮」の見どころとその御朱印をご紹介させていただきます!
石清水八幡宮は学生時代に古文でその名前を覚えた方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。徒然草の中にある「仁和寺にある法師」で石清水八幡宮に参拝したつもりが麓にある極楽寺を拝んだだけで満足して、これだけと思って帰って来てしまった。という話は有名ですね^^
こちらの記事をご参考にしていただき、見逃しなどない石清水八幡宮巡りを行ってください。
目次
石清水八幡宮のアクセスと基本情報
【石清水八幡宮の所在地】
〒614-8588 京都府八幡市八幡高坊30
【石清水八幡宮の電話番号】
【石清水八幡宮の参拝時間】
6時~18時(授与所は9:00~16:00)
※年末年始は開閉門時間が変動致します。
【石清水八幡宮の御朱印受付時間】
6時~16時
【石清水八幡宮へ電車でのアクセス】
京都駅から近鉄電車に乗り「丹波橋駅」またはJR「東福寺駅」で京阪電車に乗り換えと行い「石清水八幡宮駅」で下車。
参道ケーブル「八幡宮口駅」~「八幡宮山上駅」下車徒歩5分
参道ケーブルの運賃は片道:大人300円・小児150円
【石清水八幡宮へバスでのアクセス】
最寄りバス停「京阪八幡」下車
参道ケーブル「八幡宮口駅」~「八幡宮山上駅」下車徒歩5分
参道ケーブルの運賃は片道:大人300円・小児150円
【石清水八幡宮へ車でのアクセス】
正面の当宮「一ノ鳥居」を過ぎてすぐ右側当宮駐車場へ
参道ケーブル「八幡宮口駅」~「八幡宮山上駅」下車徒歩5分
参道ケーブルの運賃は片道:大人300円・小児150円
【石清水八幡宮の駐車場】
石清水八幡宮の駐車場料金は、
・普通車:終日(午前9時~16時)500円 ※60台程度
・大型バス:終日(午前9時~16時)1,000円 ※10台程度
石清水八幡宮のご由緒
平安時代初め、清和天皇の貞観元(859)年、南都大安寺の僧・行教和尚は豊前国(現・大分県)宇佐八幡宮にこもり日夜熱祷を捧げ、八幡大神の「吾れ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」との御託宣を蒙り、同年男山の峯に御神霊を御奉安申し上げたのが当宮の起源です。“やわたのはちまんさん”と親しまれる当宮が御鎮座する八幡市・男山は、木津川・宇治川・桂川の三川が合流し淀川となる地点を挟んで天王山と対峙する位置にあり、京・難波間の交通の要地であります。
天慶2(939)年に起こった平将門・藤原純友の乱の折には、朝廷よりご請願があり八幡大神様の御神威をもって速やかに平定されて以来、国家鎮護の社として皇室の御崇敬は益々厚いものとなり、天皇の行幸や上皇の御幸は、円融天皇(第64代)の行幸以来、実に240余度にも及び、伊勢の神宮と共に二所宗廟とも称されました。
https://iwashimizu.or.jp/about/
明治の初めには官幣大社に列せられ、「男山八幡宮」と改称されましたが、「石清水」の社号は創建以来の由緒深い社号であるため、大正7年には再び「石清水八幡宮」と改称され現在に至ります。
実際に石清水八幡宮を訪れて
今回私は電車と参道ケーブルを使い、石清水八幡宮へ参拝しました!
石清水八幡宮が位置するのは、木津川・宇治川・桂川の三川合流地点の南にある男山(おとこやま)という山全体を境内としていて、社殿は山上に鎮座しています。
参拝には、
徒歩で男山に登り参拝するコースと、
「八幡市駅」から一気に登ることができるケーブルカー(所要時間約3分)を利用する方法があります。
帰りは男山を下るルートなので徒歩でゆっくりと参道を楽しみたいと思います。
京阪電車「石清水八幡宮駅」の改札を出て右手にケーブルカーの乗り場があるのでそちらに向かいます。
【京阪電車の石清水八幡宮駅】
こちらが「ケーブル八幡宮駅」です。
【石清水八幡宮参道ケーブルのケーブル八幡宮口駅】
石清水八幡宮参道ケーブルの料金は片道:大人300円、子供150円となっています。
登りは楽をしてケーブルカーに乗って参拝です(^^)
乗り場に入ると、ちょうど、下りのケーブルカーが下りてきました。茶色に輝く綺麗な車体です!
テンションも否応なく上がってきます(^^)
【石清水八幡宮参道ケーブルのケーブルカー】
ケーブルカーに乗り込むと新しくとても綺麗な車内が迎えてくれました。
【石清水八幡宮参道ケーブルのケーブルカー車内】
いかがでしょうか?
こちらのケーブルカーは令和元年に、デザインがリニューアルされ車両が新しくなっているようです^^
また、このケーブルカーは二両あり、片方が昇ると片方が下がるつるべ式のケーブルカーを太陽「陽の遣い(=あかね)」と月「月の遣い(=こがね)」の関係に見立てているとのことでした!
頂上までの時間は約3分の短い道のりですが、途中でもう一両のケーブルカーとすれ違いがあったり、景色も素晴らしいので、石清水八幡宮の参拝時にはケーブルカーを利用するのはとてもオススメです(^^)
【石清水八幡宮の案内絵図】
ケーブルカーを降りて「石清水八幡宮」がある男山の頂上付近までやってきました。石清水八幡宮は男山一帯が境内となっているんです^0^
「男山山上駅」から本殿までは徒歩で10分程度歩きます。
【石清水八幡宮への道】
男山全体が歴史的自然環境保全地区となっており、天然林が生い茂った山道はとても素晴らしいです。
途中にはこんなとてもいい雰囲気の竹林もあります^0^
私が参拝した時期はちょうどタケノコの収穫時期で地元の方が掘られていました!
雰囲気の良い山道をしばらく歩き、いよいよ「境内」へ入ってきました。
【石清水八幡宮の手水舎と南総門】
写真の左に写っている朱色の建物は手水舎です。大きくて立派な手水舎で上部には
「石清水 つきぬみいづをとこしえに くみてあがめむ 神の御光」と書かれた板がありました。
手水舎の奥に見える「南総門」は残念ながら修復作業中でしたが、シール絵馬というものがありました!
【石清水八幡宮の南総門にあるシール絵馬】
南総門の修理中の目隠し壁がトンネルのようになっています。その壁に願いをシールに書いて貼り付けています(^^)
南総門を抜けるとすぐに、国宝の「社殿」が見えます!
【石清水八幡宮の御本社】国宝
こちらの本社10棟、附棟札3枚は平成27年に国宝へと指定されました。
現在の社殿は徳川三代将軍家光の造替によるもので、石清水八幡宮は日本三大八幡宮の一社であり、伊勢神宮と共に二所宗廟。現存する八幡造の本殿の中で最古かつ最大規模だそうです^^
もう少し拝殿に近寄った写真がこちら!
いかがでしょうか?
この距離からでも上部にある彫刻の綺麗さが身に入ります。正面に見える彫刻は、向かって左側に龍、右側に虎が掘られています。色使いもとても綺麗で石清水八幡宮に訪れた際は必見です!!!
さらに!!!
石清水八幡宮はこれだけではありません!御本殿・幣殿・舞殿の彫刻を合わせると150点以上の彫刻があり、その彫刻もサル、シカ、ハト、カマキリ、紅葉、ブドウなど様々で彫刻を見るだけでも見どころがある八幡宮となっています^0^
石清水八幡宮の現在の社殿は1634年に造営されています。
この国宝の社殿をぐるりと今回は反時計回りで巡ってみました。
写真では分かりにくいかもしれませんが、右に写っている塀は「信長塀」と呼ばれるもので、1560年に起きた桶狭間の戦いで勝利した織田信長が寄付したとされる塀です^^
先に進むと本殿右手の東総門の近くにある「御本殿昇殿口」がありました。
【石清水八幡宮の御本殿昇殿口】
祈祷をお願いするとこちらから入って参拝することができます。
さらに進むと、「鬼門封じ」と呼ばれるものがありました。
【石清水八幡宮の鬼門封じ】
鬼が来ると言われる丑寅(東北)の方角「鬼門」を封じる為、本殿の石垣を斜めに切り取った作りになっています。珍しい石垣になってるので注意して見てくださいね^^
こちらは御本殿昇殿口の反対側にあたるところです。
【石清水八幡宮の西総門】
写真の右に写っているのが「西総門」です。
西総門は寛永9年(1632)に鳥居から門に改めたと言われていますが、慶長の地図にも門があることから本当のことは分かっていないそうです。
本殿もぐるりと見学したところで御朱印をいただきに「授与所」へ向かいます。
【石清水八幡宮の授与所】
御朱印の授与所は本殿の右手にある大きな建物なので、迷うことはないと思います^^
【石清水八幡宮で販売されている御朱印帳】
石清水八幡宮オリジナル御朱印帳も多数あります。
御朱印帳の初穂料は2,000円〜3,000円でした。
私は御朱印帳はもちろん持参しているので、御朱印のみ頂くことにします。写真のように沢山のバリエーションがあり、迷ってしまいます、、、
石清水八幡宮の御朱印
《一般的な御朱印》
一枚500円
「御本社御朱印」「摂社・石清水社御朱印」「摂社・武内社御朱印」「摂社・高良社御朱印」
《刺繍御朱印》
一枚1,000円
※刺繍御朱印は書き置きのみとなり、季節によって変わります。
3月・4月・5月
「桜と蝶(うめとうぐいす)」「梅と鶯(さくらとちょう)」「松と鳩(まつとはと)」
6月・7月・8月
「杜若と鴫(かきつばたとしぎ)」「牡丹と蜻蛉(ぼたんととんぼ)」「椿と鶺鴒(つばきとせきれい)」
9月・10月・11月
「橘と鷹(たちばなとたか)」「菊と鶴(きくとつる)」「紅葉と鹿(もみじとしか)」
12月・1月・2月
「南天と兎(なんてんとうさぎ)」「水仙と雉子(すいせんときじ)」「竹と鳳凰(たけとほうおう)」
【石清水八幡宮でいただいた御朱印】
今回、御朱印帳に直接記帳していただいたのは一番オーソドックスな「御本社」タイプを頂きました!
もう一枚いただいたのはこちらの刺繍御朱印です。
【石清水八幡宮でいただいた刺繍御朱印(松と鳩)】
男山の木々の枝で染めた特別な和紙に縁起の良い「松」と石清水八幡宮のシンボルでもある「鳩」を刺繍した御朱印です。
刺繍の御朱印はとても珍しいですね。
写真のようにワンポイントで本格的な刺繍がされています。
初穂料は1,000円です。
季節ごとに3種類、春、夏、秋、冬で年間、計12種類も配布されるそうです。
御朱印をいただいたので帰ろうかなと思われると思いますが、石清水八幡宮に参拝の際に是非足を運んでいただきたいのが男山展望台です!
男山展望台
石清水八幡宮から男山展望台に向かう途中の竹林も京都らしくて素敵です。
雰囲気の良い展望台に到着しました、ちょっとした公園になっていて、お弁当を食べられているご家族もいらっしゃいました(^^)
こちらが展望台からの眺めです。
男山展望台は142mと高くない展望台ですが非常に展望が良く京都から大阪平野に出る要地で有るのを実感できます!
取材日は少し霞が掛かっていましたが、もう少し透明度があると京都タワーも見ることができますよ。古の人も同じ景色を見ていたかと想像すると感慨深いですね。
では帰るとしましょう^^
帰り道はケーブルカーではなく表参道を下っていこうと思います!
石清水八幡宮表参道の帰路
帰路はの序盤はたくさんの灯籠が並んだ雰囲気の良い参道です。
参道を下ってすぐに「三ノ鳥居」が見えてきました^^
【石清水八幡宮の三ノ鳥居】
表参道の坂は、古来「大坂」と称されていたそうで、
一ノ鳥居〜ニノ鳥居が下院
ニノ鳥居〜三ノ鳥居が上下両院を結ぶ大坂
三ノ鳥居から先が上院
に分けられています。
【石清水八幡宮の表参道の階段】
表参道はこのような様子で396段あります。ゆっくりと歩いて参拝する場合は、20分程度かかるとのこと(^◇^;)
やはり、体力に自信がない私はケーブルカーで正解でした(^^)
表参道の途中では、タヌキにも遭遇しました。
男山の自然が豊かな証拠でしょうか(^^)
参道をさらに降ると「二ノ鳥居」があります。
【石清水八幡宮の二ノ鳥居】
表参道の入口、二ノ鳥居まで戻ってきました。
こちらの二ノ鳥居は高さ8.5m、柱間約5.7mです。
また、その二ノ鳥居の近くに「高良神社」があります。
【石清水八幡宮の高良神社】
この神社は兼好法師が著した『徒然草』の有名な逸話に登場する神社です!
「ある日、仁和寺の和尚が石清水八幡宮を詣でようと訪れ、極楽寺、高良神社を詣でた。参詣を済ませ、さて帰ろうとしたとき、人々は山頂をめざして階段を登っていく。何だろうと思ったが、私は今回の旅の目的である石清水八幡宮に参詣を済ませたのだからと帰ってしまった。後で石清水八幡宮が山頂にあることを知って、どんな小さなことでも、案内人は必要だと痛感した」
この逸話は私も学生時代、古文で習った記憶がありますので、一層感慨深いですね(^^)
最後に表参道の入口の「一ノ鳥居」がこちらです。
【石清水八幡宮の一ノ鳥居】
ケーブルカーを使わずに表参道から徒歩で参拝する場合、本殿までは約30分の道のりになるようです。
いかがだったでしょうか???
石清水八幡宮の紹介は以上です。
今回は仁和寺の法師のように一人で参拝したので、まだまだ紹介しきれていない見どころも多々あると思います。。
次回は私も、案内人を連れて参拝したいですね(^^)
最後に便利な御朱印アイテムをご紹介
今回ご紹介する御朱印アイテムは日宝から新発売された新した様式の「御朱印帳カバー」です^0^
今までの巻きつけ型の御朱印帳カバーと違って袱紗のような形をしているので御朱印帳の出し入れがとても簡単な御朱印アイテムです^^
また、半透明のビニールを採用しているので御朱印帳のデザインを損なうことなく持ち運びができます^^
片袖式のカバーがちょっと使いづらいな~と感じられている方に是非使って頂きたい商品です!
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