こんにちは!
オリジナル御朱印帳の製作、様々なお洒落ご朱印帳、お城印帳を販売している 、日宝綜合製本の松尾です(^_^)✧
今回も京都の有名な神社仏閣を連続してご紹介してまいります!
今回ご紹介するのは京都市東山区にある「六波羅蜜寺」です!
六波羅蜜寺は通称「六はらさん」とも呼ばれ、国の重要文化財に指定されている本堂をはじめ、この寺を開いたとされる空也上人像や平清盛など、歴史の教科書などで誰もが一度は見たことのあるような仏像に出会えたり、手書きの特製おみくじなど、パワースポットとしても人気のお寺さんです!
今回の記事では、見どころ満載の六波羅蜜寺の巡り方やご利益スポットについて詳しくご紹介いたします!
目次
アクセスと基本情報
【所在地】
〒605-0813 京都府京都市東山区轆轤町81-1
【電話番号】
TEL:075-561-6980
【参拝時間】
(通常)【開門】8:00 【閉門】17:00
【御朱印受付時間】
8時~16時30分
※17時ギリギリでは対応不可
【バスでのアクセス】
JR京都駅から京都市バス 206 系統に乗り「清水道」で下車、徒歩7分
【電車でのアクセス】
京阪電車「清水五条駅」下車、徒歩7分
最近のニュースでも報じられることが多いですが、海外からの観光客が増加している影響もあり、日中はバスの混雑が激しいです。六波羅蜜寺は京阪電車の清水五条駅から比較的近いため、電車の利用がオススメです!
【車でのアクセス】
普通自動車5台分の無料駐車場があります。
ご由緒
六波羅蜜寺は、平安時代中期の僧侶で、民間における浄土教の先駆者として名高い空也上人(くうやしょうにん)が開いたお寺。951年に六波羅蜜寺の前身となる西光寺を開いたといわれており、疫病が蔓延している当時の京都で、観音様を荷車で引きながら念仏を唱え、病に苦しむ人たちに茶を振る舞い救ったり、約600人の名僧を集めて金字大般若経を読み上げ、京都の街に広がる疫病を鎮めようとしたという逸話も残っています。これらの出来事が起源となり、以後は六波羅蜜寺となって脈々と受け継がれ、大切に守られてきました。西国三十三所第十七番観音霊場、「都七福神」の一つ弁財天の札所としても古くから知られており、多くの人たちからの信仰を集めています。
また、2024年の大河ドラマ「光る君へ」でも人気を集め、一条天皇の妃として数奇な運命に翻弄された皇后・定子が1000年(長保2年)に崩御した際、その遺体が一時安置された場所としても知られています。
平安時代末期には、平清盛の祖父である正盛が六波羅蜜寺付近に邸宅を構えたのを皮切りに、清盛の代に至るまで六波羅蜜寺周辺は平家一門の邸宅が軒を連ねる地域だったと言われています。最盛期には邸宅の数が5200軒あまりにものぼったそうです。
1156年の保元の乱、1159年の平治の乱を経て、平家は源氏との争いに敗れて没落の一途をたどります。そして1183年に六波羅蜜寺は兵火に襲われ、本堂だけを残して焼失してしまいます。その後は源頼朝などの手によって再興されるものの、たびたびの兵火により何度も焼失を繰り返すことに。六波羅密寺は豊臣秀吉による修造後は徳川幕府の寄進によって広くなりましたが、明治維新後には領地が縮小され、現在の規模になりました。
開創1000年を記念した1969年(昭和44年)には本堂の解体修理が行われ、創建当時の極彩色の色合いが復元されました。鮮やかな朱色の柱や壁などが、古の絢爛豪華な姿を今に伝えています。
実際に六波羅蜜寺を訪れて
【京都駅からのアクセス】
六波羅蜜寺は京都駅からそう遠くなく、約2.5キロの場所にあります。
歩いて向かうことができる距離となっていますので、京都駅から向かう場合は、バスか徒歩をおすすめします^^
ちなみに今回、私はバスを使用して向かいました。
JR京都駅の中央改札口から出て、目の前のバスターミナルから市バス206系統に乗車し、清水道の停留所で下車して7分ほど歩けば、六波羅蜜寺に到着します!
市バスの料金は230円。
料金も安くおすすめのアクセス方法です^^
向かっていると本堂が見えてきました。
六波羅蜜寺は写真のように隣接した道路から本堂を見ることができます。
京都の有名なお寺と比べると敷地は大きくありませんが、10以上の重要文化財がありギュっと見どころが詰まった神社となっています^^
さっそく境内に入り、参拝スタートです。
境内に入るとすぐ左手に総受付があります。
【総受付】
六波羅蜜寺の本堂内までは無料で参拝できますが、六波羅蜜寺の文化財を収蔵している「令和館」に入るには入場料が必要です。
大人:600円
中学生・高校生・大学生:500円
小学生:400円
こちらの令和館には地蔵菩薩像や有名な空也上人像をはじめ、平清盛像、運慶像、湛慶像といった貴重な仏像の数々が安置・展示されています。どの仏像も歴史ある非常に素晴らしいものばかりなので、ぜひ入場されることをオススメします。
私もチケットをこちらで購入し、先に進みます。
総受付向かってすぐ右手には福寿弁財天堂があります。
【ご利益スポット「六波羅蜜寺弁財天堂」】
お堂の中に祀られている弁財天は、「財運」「芸能」「縁結び」のご利益がある神様です。
先の由緒でも述べましたが、こちらの弁財天は「都七福神めぐり」と呼ばれる七福神めぐりの1番札所になっています。
“七福神めぐり”は日本各地に点在しているかと思いますが、その風習は実は京都が発祥なのだそうです。数ある七福神めぐりの中でも日本最古と言われているのがこの六波羅蜜寺の「都七福神めぐり」でであるのだとか。正面右手の柱には「日本最古 都七福神ノ一」と書かれた表札が掲げられています。
「都七福神めぐり」は
・六波羅蜜寺
・恵美須神社
・革堂[行願寺]
・松ヶ崎大黒天[妙円寺]
・東寺[教王護国寺]
・赤山禅院
・萬福寺
の7ヶ所を回って満願となるそうです。
ぜひチャレンジされてみてはいかがでしょうか(^^)
福寿弁財天堂向かってすぐ右手には阿古屋塚があります。
【阿古屋塚】
阿古屋塚は阿古屋の菩提を弔うために鎌倉時代に建てられたとされています。
こちらの阿古屋塚向かって左手には清盛の供養塔の【平清盛公の塚】も置かれています。
阿古屋塚向かって右手には有名な一願石が置かれています。
【ご利益スポット「一願石」】
この一願石(いちがんせき)は訪れた人の願いを一つだけ叶えてくれると言われています^0^
訪れた際は是非とも願いをお願いしてみてください!
一願石の上部に、回転する円盤状の石が取り付けられてるので、石に書かれている金色の文字を正面にして、願いを込めながらぐるぐると三回まわしましょう。
(こちらの写真は金色の文字が撮れていませんでした(泣))
ここですみません!!!
手水舎の写真撮影を忘れてしまいました(~_~;)
【手水舎】
実は上記のお知らせ板の裏に手水舎があります。
一願石に目を取られ見逃してしまいました・・・
訪れた際は先ず、お知らせ板の裏にある手水舎で手を心を清めましょう^^
一願石で願いをお願いし、参道を進むとすぐに本堂がありました。
【本堂】
この本堂は国の重要文化財に指定されています。貞治2年(1363年)に造営されたというこの本堂は、昭和44年(1969年)に開創1000年記念の解体修理によって、色鮮やかな当時の姿に蘇りました。
上部の柱に目を向けていただくとその鮮やかさがお分かりいただけると思います^^
お時間がある方は、階段に腰を掛け、南北朝時代の鮮やかなデザインをご覧ください!
正面からの写真です。「六波羅蜜寺」と彫られたの歴史ある表札が掲げられています。本堂に足を踏み入れると内陣の床が低い位置にあるのが特徴です。祀られている御本尊への参拝を済ませました(^^)
本堂正面の少し奥に撫で牛が置かれています。
【ご利益スポット「撫で牛」】
撫で牛は自分の体の悪い部分をなでると病や怪我が治るご利益があるそうです。
賽銭箱の前には時代を反映してアルコール消毒用の瓶も置かれているので、安心して撫でられますね(^^)
参道を進み地蔵堂に向かいました。地蔵堂は本堂向かって右手にあります。
【地蔵堂】
こちらの地蔵堂でも御朱印が頂けます。頂ける御朱印は弁財天の御朱印となていますので、前述した、「都七福神めぐり」をされている方はこちらで御朱印を頂きましよう^^
また、地蔵堂の中には銭洗弁財天がいらっしゃいます。
【ご利益スポット「銭洗弁財天」】
上の写真の一番左に写っているのが銭洗弁財天です。
銭洗弁財天の前には「柄杓」と「ざる」が置かれています。
置かれた「ざる」にお金を入れ柄杓一杯分の水を3回に分けて清めます^^
「清めたお金は使わずに貯めておいてください」と書かれていましたので清めたお金を入れる為の袋を持参しても良いかもしれませんね。
ちなみに一粒万倍日には行列になるほど銭洗いに多くの人が訪れるそうです!
地蔵堂を過ぎたその奥にあるのが「令和館」です。
【令和館】
一番の見どころでもある令和館に入るには、入場料が必要なので、総受付で購入した入場券を見せて入ってください。
この中にあの「空也上人立像」が納められています。
教科書や歴史書などで一度は見たことがありませんか?
空也上人(903~972年)は、天災や疫病が頻発した平安中期、南無阿弥陀仏と唱えれば極楽往生が叶うと阿弥陀信仰を始め、「念仏の祖」と言われた僧侶です。
フィギュアとしても販売されていて、とても人気があります。展示方法にも工夫があって、口からでている6体の阿弥陀が見やすいように横からも見学できるようになっています。
残念ながら館内は全て写真撮影不可の為、写真ではご紹介できませんが、「空也上人立像」の他にも「平清盛坐像」など重要文化財の仏像彫刻が目白押しでした。
この「令和館」は六波羅蜜寺に参拝した際はぜひ見学して欲しいオススメスポットです!
ではいよいよ、目的の御朱印を頂きに進みます。本堂の左手に御朱印を記入していただく受付があるので、順番を待ちます。
六波羅蜜寺の御朱印
本堂でいただける御朱印は「通常の観音様」「空也上人」「御詠歌」の3種類があります。
御詠歌とは、花山院が西国三十三所の各札所で詠まれた和歌に節が付けられたものです。それを御朱印としていただけます。
【いただいた御朱印】
私は御詠歌のものと大変迷ったのですが、今回は空也上人のタイプを頂きました。
中央にドンッと大胆に書かれた「空也」の文字、そして左上の空也上人のお姿を描いた朱印が素敵な御朱印です!
とてもわかりやすく、空也上人立像を拝した記念の証としてもぴったりの御朱印ですね(^^)
初穂料は500円です。
御朱印と同時に頂きたいのが「開運推命おみくじ」です。
【開運推命おみくじ】
この六波羅蜜寺のおみくじは、一般的なおみくじとは違います。生年月日と性別で頂くおみくじが事前に割当てられていています。つまり、ランダムに引くおみくじとは違い、いわば占いに近いおみくじなんです。
受付の前に分厚いファイルがあるので、それを開いて、自分の生年月日と性別からいただくおみくじの番号を探します。
番号がわかったら受付でおみくじの番号を伝えましょう。
頂いたおみくじがこちら。B5サイズのしっかりとした和紙のおみくじです。
中国の陰陽五行説に影響を受けた「四柱推命」をもとにした占いで、「一年の参考にしています」と、毎年受けに来られる方も多くいらっしゃるそう。おみくじはお寺に収めずに持ち帰り、良い一年のお導きとなるように時折見返すのが良いそうです。
来年(2025年)の2月3日までの運勢占いとなりますが、当然、7月の今現在でもいただくことは可能なので、気になる方はぜひ本堂で体験してみてください。持ち帰ってしっかりと1年間は保管しましょう!
金運や、仕事運など様々な運勢が書かれていて、読み応え抜群です。ちなみに私は「上司と衝突しやすい年になる」と書かれていました、、、とても具体的な内容ですね(^^)
「開運推命おみくじ」の対象者は13歳以上88歳未満の方で、初穂料は400円です。
いかがだったでしょうか???
「六波羅蜜寺」はご利益スポットがコンパクトにまとめられた参拝しやすい寺院です。
京都訪問の際はぜひ、足を運んでみてください^^
最後に便利な御朱印アイテムをご紹介
今回ご紹介する御朱印アイテムは日宝から新発売された新した様式の「御朱印帳カバー」です^0^
今までの巻きつけ型の御朱印帳カバーと違って袱紗のような形をしているので御朱印帳の出し入れがとても簡単な御朱印アイテムです^^
また、半透明のビニールを採用しているので御朱印帳のデザインを損なうことなく持ち運びができます^^
片袖式のカバーがちょっと使いづらいな~と感じられている方に是非使って頂きたい商品です!
Amazonと楽天で好評販売中です。
さらに!さらに!!
「日宝はオリジナルの御朱印帳」も製作可能です。
お寺、神社のオリジナル御朱印帳の製作はもちろん、デザインや表紙素材のご提案も可能です!
現在、オリジナル御朱印帳のご検討をされている方はご相談だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください〜^^
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