こんにちは!
オリジナル御朱印帳の製作、様々なお洒落ご朱印帳、お城印帳を販売している 、日宝綜合製本の松尾です(^_^)✧
現在、滋賀・京都の有名な神社仏閣をご紹介しています!第14回目となる今回は、悪縁切り・良縁結びのご利益をいただこうと一年を通して多くの参拝客が訪れ、京都でも屈指の強力なパワースポットとして名高い「安井金比羅宮」とその御朱印をご紹介します!ぜひ最後までご覧ください!
安井金比羅宮のアクセスと基本情報
【安井金比羅宮の所在地】
〒605-0823 京都府京都市東山区下弁天町70
【安井金比羅宮の電話番号】
【安井金比羅宮の拝観時間】
終日参拝可能
お守り・絵馬・御朱印などの授与所は9:00〜17:30
【安井金比羅宮の拝観料】
無料
【安井金比羅宮への公共交通機関でのアクセス】
市バス
JR・近鉄「京都駅」から市バス206系統北大路バスターミナル行に乗車。「東山安井」で下車し、南へ徒歩1分
京阪電車
京阪本線「祇園四条」駅から徒歩10分
阪急電車
阪急京都線「河原町」駅から徒歩15分
【安井金比羅宮へ車でのアクセス】
名神高速「京都東IC」から五条通→東大路通経由で約20分
名神高速「京都南IC」から国道1号→九条通→東大路通経由で約30分
【安井金比羅宮の駐車場】
普通乗用車用駐車場あり
■9:00~24:00…300円/30分
■24:00~9:00…100円/30分
※最大料金は当日(0:00~24:00)で最大2000円
※9:00〜17:30は、駐車券を授与所窓口に提示すれば30分無料
安井金比羅宮のご由緒
安井金比羅宮の起源は、飛鳥時代に大化の改新でも有名な藤原鎌足が、一族の繁栄を願い創建した「藤寺」に始まるそうです。その後に藤寺は聖武天皇により改築されて規模を拡大し、「観勝寺(かんしょうじ)」へと名を改めたといいます。
崇徳上皇はこの寺の境内に植えられた紫色の藤をこよなく愛し、久安2年(1146年)には寺の一部を館に改築して、寵愛していた妃の阿波内侍(あわのないし)を住まわせ、度々お通いになったそうです。
その後、崇徳上皇は1156年の保元の乱に敗れ、讃岐(現在の香川県)に流刑されてしまいます。何度も京都へ戻りたいと願い出るも叶わず、二度と京都の土を踏むことはできませんでした。崇徳上皇が亡くなった後、残された妃の阿波内侍は観勝寺の中にお堂を建て、崇徳上皇から賜った直筆の御尊影(肖像画)と御遺髪をお祀りしました。そして後に後白河法皇の詔命により神殿が創建され、崇徳上皇を祀る神社として手厚く整備されるようになったといいます。
その後、観勝寺は応仁の乱の兵火により荒廃してしまいますが、江戸時代になって太秦安井(現在の京都市右京区)にあった蓮華光院という寺院が、現在の場所に移されることになり、新たに「光妙院観勝寺」として整備されました。それと同時に崇徳上皇に加えて、讃岐の金刀比羅宮より勧請した大物主神と源頼政公を祀る鎮守社が造られました。このころから「安井金比羅宮」の名前で人々から呼ばれるようになったとされています。
そして時代は流れ、明治維新後に政府による神仏分離が行われ、光妙院観勝寺は廃されてご本尊が嵯峨の大覚寺へ移されます。その結果鎮守社だけが残されることになり「安井神社」と改称、さらには「安井金比羅宮」と改められ、現在に至っています。
崇徳上皇は讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切っておこもりされたことから、 「安井金比羅宮」は、断ち物・縁切りの祈願所 として信仰され、人々には「安井のこんぴらさん」の呼び名で現在も親しまれています。
実際に安井金比羅宮を訪れて
「縁切り」の神様として知られ、京都でも屈指のパワースポットとして名高い「安井金刀比羅宮」は、交通アクセスも良好で訪れやすい場所にあります。JR・近鉄の京都駅から出ている市バスを利用するのも価格が安くて便利ですが、観光客が多く満員の場合が多いので、私鉄で向かうのがおすすめです。
この日は阪急電車で訪れることに。京都線の終着駅の「河原町」駅で下り、南東へ向かいます。「東大路通り」という大通りを歩いて15分ほどすると「悪縁を切り良縁を結ぶ祈願所」と書かれた看板が掲げられた鳥居が見えてきます。
【鳥居】
ここが「安井金比羅宮」への入り口です。鳥居の柱が一般的な円柱ではなく四角柱であることがわかります。このような鳥居を「角鳥居(かくとりい)」というそうです。
鳥居をくぐり、参道を粛々と歩いていきます。
【参道(絵馬の道)】
本殿に向かう参道は、沿道の木々の緑と石畳が描く美しいコントラストに、街灯の赤がアクセントを添えていてとても雰囲気が良いです(^o^) 着物で参拝されている方もたくさん!ここで映える写真がたくさん撮れそうですね!
安井金比羅宮はたくさんの絵馬がかけられる場所としても有名です。参道は「絵馬の道」とも呼ばれ、道中には奉納された多くの絵馬が見られます。傍には大きな石碑も鎮座していました。
たくさんの絵馬に書き込まれている文字にチラリと目をやると、「亭主と離婚できますように」「上司が異動になりますように」といった感じで、夫婦や親族、友人といった人間関係の縁を切ろうと願う文字がチラホラ…。なんだか少し怖いイメージもしますが、この神社には縁結びのご利益もあり、「素敵な男性と出会えますように」といった良縁を願う絵馬もたくさんかけられていました。
さらに、縁切りといっても人間関係だけでなく、病気やタバコ、お酒といったさまざまな悪縁を断ち切るご利益もあるそうです。
【手水舎】
参道をほどなく進むと手水舎があります。まずはここで身をお清め。
手水舎は一枚岩を掘ったとても立派なものです。ちなみに手水鉢に刻まれた「清明」の文字は、戦前の内閣総理大臣・近衛文麿の書なのだとか。こちらもとても雰囲気がいいですね^_^
手水舎を過ぎて境内に入るとすぐに、大量の御札が貼られた、なんとも言えない迫力を醸し出す大きな物体が目に飛び込んできます。
【縁切り縁結び碑】
こちらが「縁切り縁結び碑(いし)」と呼ばれる安井金比羅宮の霊石で、この神社の一番の見どころと言って間違いないでしょう。正直、最初に目の当たりにした時はとても不気味な感じがしました、、、
高さ1.5メートル、幅3メートルの巨石で、縁切り・縁結びの両方にご利益があるとされています。「中央の亀裂を通して神様のお力が円形の穴に注がれている」と言われているそうです。
【「縁切り縁結び碑」のご祈願の作法】
①御本殿に参拝
まずは安井金比羅宮の本殿に参拝します。「縁切り縁結び碑」に向かって右手奥に立っているのでわかりやすいですよ。
②形代に願い事を書く
次に「形代(かたしろ)」と呼ばれる自分の身代わりの御札に願いごとを記入します。こちらの形代は100円程度のお志(お賽銭)を入れてください。
こちらは「形代」に願い事を書く台に貼ってあった説明書です。わかりやすく書かれているので、とてもありがたいです。
こちらが「形代」です。「切りたい縁」「結びたい縁」などの願い事を書きます。「彼氏、彼女と結ばれますように」「夫の浮気相手の縁が切れますように」といったように、碑に貼られている大量の形代には、実にさまざまなお願いごとが書かれているそうですよ(*^^*)
③碑をくぐる
そして、形代を持って願い事を念じながら、碑の表から裏へ穴をくぐります。これでまず悪縁を切ります。次に裏から表へくぐって良縁を結びます。
この穴は大人がなんとか通れるほどの大きさで、四つん這いになって低い姿勢でくぐります。ある程度汚れても大丈夫な服装で、パンツの裾がめくれても気にならないパンツスタイルがベストだと思います。特に女性はスカートで穴にもぐるのはやめた方がよいでしょう。また、地味にしんどそうなのも心得ていた方が良さそうです。
④形代を貼る
そして最後にテーブルにある糊を使わせてもらい、形代を碑に貼り付けます。碑に直接貼り付けるのは無理なので、 他の人がすでに貼っている形代の上から貼り付けていきます。これで一連の祈祷は終わりです。
この縁切り縁結び碑はかなりの人気スポットなので、穴に潜るのに長い順番待ちがあります。特に休日にはずら~っと長蛇の列ができています。順番待ちをせずに潜りたいという方は、早朝など少しピークを外して参拝することをおすすめします。
ただ、注意書きにも書いてありますが、縁切り縁結び碑の穴に潜らずにお願いしてもご利益は一緒らしいです。時間が無いという方は、穴に潜らずにそのまま形代を碑に貼り付けてください。穴に潜らない場合は行列に並ばなくてもすぐに貼ることができますよ。
実は、私も穴には潜っていません^^; あまりにも長い行列に圧倒されてしまい、形代をそのまま貼り付けてきました、、、
こちらは拝殿で、奥にほんの少し見えているのが本殿です。手前に大勢の方並んでいる様子が写っていますが、実はこれ、縁切り縁結び碑の行列なんです、、、本殿近くまでズラ〜っと延びていました。
安井金比羅宮の御朱印
では一通り参拝も終えたので、目的の御朱印をいただくことにします。御朱印を頂ける授与所は、縁切り縁結び碑の左手にある建物なので、とてもわかりやすいですよ。
で、いただいた御朱印がこちらです!
とても達筆で、スラスラと御朱印帳に直書きしていただきました\(^o^)/
中央に「安井金比羅宮」の文字と神社印、右に奉拝の文字のあるシンプルな御朱印です。左上の帆に「金」と書かれた宝船の朱印が可愛いですね。初穂料は300円です。
安井金比羅宮の参道入口にあるオススメのお店をご紹介
参道入口のすぐそばにオススメしたいお店がありましたのでご紹介します!
「ぎおん おはぎ 小多福」というおはぎのお店なのですが、とってもオシャレな感じのおはぎで、食べるのはもちろん、お土産としても最適な逸品だと思います\(^o^)/
こちらが店舗の外観です。テイクアウトはもちろん、イートインや軒先にもちょっとした席が用意されていたので、京都のお寺の雰囲気を味わいながらその場で食べるのもいいですね♪
私が購入したおはぎです!どれもオシャレで可愛らしくて、食べてしまうのが少しもったいない気も。おはぎはピスタチオ味や、いちご味、抹茶味など、定番以外にも季節ごとに限定品も登場するそうです。お味は甘さ控えめで、何個でも食べられる感じでした。美味しゅうございました!
安井金比羅宮を参拝の際はぜひ立ち寄ってみてくださいね^_^
《ぎおん おはぎ 小多福の基本情報》
【ぎおん おはぎ 小多福の所在地】
〒605-0823 京都府京都市東山区下弁天町51−4
【ぎおん おはぎ 小多福の電話番号】
【ぎおん おはぎ 小多福の営業情報】
<営業時間>
11:00~17:00
<休業日>
月・火・木曜日 ※定休日が祝日の場合営業
ぎおん おはぎ 小多福の情報はこちらから確認ください
いかがだったでしょうか。「安井金比羅宮」はアクセス良好な市街地にあり、敷地も比較的コンパクトで参拝しやすい神社です。京都観光の際にはぜひ訪れてみてください!
最後に安井金比羅宮にぴったりの御朱印カバーをご紹介
さて、今回ご紹介した安井金比羅宮も含め、御朱印は書き置きではなく、御朱印帳に直書きをしてくださる寺院も増えてきました。
そこで、日宝綜合製本では直書きの際に便利な御朱印帳カバーを新販売しました。その名も「袱紗タイプ御朱印帳カバー」です。
今までの巻きつけ型の御朱印帳カバーと違って、袱紗のような形をしているので御朱印帳の出し入れがとても簡単な御朱印アイテムです^^
また、半透明のビニールを採用しているので御朱印帳のデザインを損なうことなく持ち運びができます^^
「片袖式のカバーがちょっと使いづらいな~」と感じられている方にぜひ使って頂きたい商品です!
Amazonと楽天で好評販売中です。
いかがでしたでしょうか。滋賀・京都の有名な神社仏閣の魅力を余すことなくご紹介する【探訪シリーズ】ですが、おかげさまでこのシリーズは多くの御朱印愛好家の皆様からご好評をいただいております!
ここまで、紫式部が『源氏物語』の着想を得たという石山寺、そこで開催されている「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」と「恋するもののあはれ展」、紫式部の父が僧侶となった三井寺、そして紫式部が生まれ育った邸宅跡にある廬山寺、そして京都のシンボル東寺、国宝になっている石清水八幡宮、国の特別名勝に指定されている大徳寺、本能寺の変で有名な本能寺、京都の水源を守る神として親しまれている貴船神社、豊臣秀吉とねねにゆかりの深い高台寺、浄土教の先駆者として名高い空也上人が開いた六波羅蜜寺、窓の絶景が有名な源光庵、小野小町にゆかりの深い随心院、そして今回は安井金比羅宮をご紹介してきました。
いずれも見どころ満載の素敵な寺院ばかりなので、ぜひバックナンバーもお読みいただき、御朱印旅の参考にしていただけると幸いです!
さらに!さらに!!
「日宝はオリジナルの御朱印帳」も製作可能です。
お寺、神社のオリジナル御朱印帳の製作はもちろん、デザインや表紙素材のご提案も可能です!
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