こんにちは!
オリジナル御朱印帳の製作、様々なお洒落ご朱印帳、お城印帳を販売している 、日宝綜合製本の松尾です(^_^)✧
今回ご紹介するのは広島県福山市にある『福山城』です!
2022年8月に築城400年を迎えるにあたり行われた『令和の大普請』と呼ばれる大規模改修で、見違えるように美しく蘇った福山城の魅力と御城印についてレポートします!
福山城のアクセスと基本情報
【福山城の所在地】
〒720-0061 広島県福山市丸之内1丁目8-39
【福山城の電話番号】
【福山城の開館時間】
9 : 00~17 : 00(最終入館時間は16:30)
【福山城の入館料】
一般 :500円 高校生以下等:無料(高校生以下、障がい者及び介護者の方、福山市・府中市・神石高原町に在住の65歳以上の方。館内受付で証明書の提示が必要)
※特別展時は料金が異なります。
【福山城へのアクセス】
車 山陽自動車道 福山東IC・福山西ICから車で20分
電車 JR福山駅より徒歩約5分
【福山城の駐車場】
福山城博物館駐車場
普通車:29台
駐車料金:8:00〜22:00…1時間以内は30分ごとに150円、1時間以上は30分ごとに100円/22:00〜翌朝8:00…1時間ごとに100円
ふくやま文学館/ふくやま美術館駐車場
普通車:ふくやま文学館 30台/ふくやま美術館 68台
駐車料金:駐車料金:8:00〜22:00…1時間以内は30分ごとに150円、1時間以上は30分ごとに100円/22:00〜翌朝8:00…1時間ごとに100円
※福山城のほか、ふくやま文学館・ふくやま美術館・ふくやま書道美術館・広島県立歴史博物館・福山市人権平和資料館を観覧する場合は1時間無料。
福山城とは
福山城は江戸時代初期の1619年に、徳川家康の従弟であり有力な譜代大名であった水野勝成(みずの かつなり)によって築かれました。水野勝成は、関ヶ原の戦いで功績を挙げ、その後福山藩の藩主として10万石を拝領しました。
福山城が築かれた場所は、福山の旧称「深津郡」の地にあり、城の周囲を「福山」の地名としたと言われています。福山城は外敵からの防衛のためだけでなく、交通の要所である山陽道(旧山陽街道)を抑える役目もありました。また、築城に際して城下町が整備され、福山の都市発展の礎が築かれました。
福山城は福山藩の政庁として、歴代藩主たちの居城となりました。水野勝成の子孫が藩を治めましたが、1698年に水野家が断絶すると、譜代大名の松平家に替わり、明治維新まで福山藩の中心地として栄えました。
時は流れ、明治維新後の廃藩置県に伴って福山藩は廃止され、福山城も廃城となりました。城の建物の多くは取り壊され、土地も民間に売却されたりしましたが、天守や一部の櫓はそのまま保存されました。しかし、1945年の福山大空襲により、福山城の天守や多くの建物は焼失してしまいました。
戦後は地元住民の復興運動により、1966年(昭和41年)に現在の天守が再建され、福山城は再び地域のシンボルとして蘇りました。城の一部は福山市の文化施設として利用されているほか、城内にある「福山城博物館」では、福山城や福山藩の歴史に関する資料や展示が行われており、訪れる人々に城の歴史や文化を紹介しています。
また、城の周囲は「福山城公園」として整備され、市民や観光客が憩う場所としても親しまれています。天守からは福山市街を一望でき、特に桜の名所としても有名で、毎年春には大勢の花見客でにぎわっています。
新幹線のホームから見ることができる福山城
福山城は「新幹線のホームから見ることができるお城」としても有名です。その理由は、なんとJR福山駅が福山城の敷地内に建てられたという歴史的経緯があるからなんです!
今回、私は車で福山城へ伺ったのですが、福山駅の中から見たお城の様子もお伝えしたく、福山駅の入場券を購入して写真を撮影してきました( ・ิω・ิ)
福山駅から福山城が一番良く見えるのは、上り、東京方面行きの新幹線ホームです。訪れたこの日は窓も開いていたので、そこから撮影することにしました。
窓から少しカメラを出して撮影。立派な石垣と天守閣が間近に見えますね。
こちらの写真のように、線路とお城の風景を同時に撮影できるのも珍しいですね。鉄道ファンの方にぜひチャレンジしていただきたいのが、線路とお城を一緒に収めた一枚。今回私もかなり粘って、列車が来るのを待ち構えていましたが、残念ながら時間切れに。。。列車と一緒にお城を写すことは叶いませんでした(泣)
福山城の見どころ
それでは福山駅北口を出てお城に向かうことにします。駅前の北口広場は綺麗に整備され、噴水やベンチなども置かれており、市民の憩いの場としても使い勝手が良さそうな空間が広がっています。
北口広場から石垣沿いに歩くと城内への入口が見えてきました。ここからの天守閣の眺めもいいですね!
まずは城内の周辺から探索してみることにします。
【御湯殿】
まず目に止まったのが、福山駅の新幹線ホームから確認できた「御湯殿」です。城壁から飛び出た建造物は珍しいものではないかと思います。その奥に見えているのは「伏見櫓」です。
「御湯殿」はその名前の通り、藩主が使用するための風呂場のこと。京都伏見城から移築したと伝わり、1933年(昭和8年)国宝に指定されていましたが、1945年(昭和20年)8月の福山空襲で焼失してしまったことで国宝の指定も解除されました。現在の建物は1966年(昭和41年)に外観を復元したものだそうです。
【伏見櫓】
「御湯殿」の先にあるのは「伏見櫓(ふしみやぐら)」です。城内の一番南西にある建物でこちらも新幹線のホームから見ることができます。
伏見城の松の丸にあった櫓をこの場所に移築したと言われており、全国にも例のない貴重な建物としても知られています。かつては武器庫として使用されていたというこの建物は、現在国の重要文化財にも指定されています。
【筋鉄御門】
続いてはこの立派な門、「筋鉄御門(すじがねごもん)」です。福山城の正門で、柱の門に鉄と扉に数十本の筋鉄を打ち付けているためにこの名前になったと言われています。明治政府による廃城令や、太平洋戦争の空襲を免れ、当時の姿をそのまま残しています。こちらも国の重要文化財に指定されています。
門をくぐる際には、中央の柱にある大きな筋鉄と柱の鉄枠にぜひ注目してください。迫力満点ですよ!
【天守前広場】
筋鉄御門を潜ると開放感あふれる「天守前広場」に出ます。かつてこの広場にはさまざまな建物が立ち並んでいたそうですが、現在はご覧のように見通しの良い広大な広場になっています。
広場内にある解説碑には、かつてこの広場内にあったとされる本丸御殿跡の解説もありました。こちらの解説を読んで知識を深めつつ、往時の面影をイメージしてみるのも、福山城の楽しみ方の一つではないでしょうか。
そしていよいよ「天守閣」へ向かいます。
【天守閣】
天守前広場からはとても良い画角で写真が撮れますので、ぜひここで記念撮影をされることをおすすめします!この日は快晴だったので、とても美しい天守が撮影できました!
写真右下の建物が事務所になっており、ここで天守閣入場券を購入します。天守閣へ入らなければ城内は無料で散策できます。
【全国唯一の鉄板張りの擁壁】
天守閣入場の前にで必ず見ていただきたいのが、全国で唯一の鉄板張りの北側壁面です。天守閣の北側部分を1階から4階まですべて、敵からの攻撃に耐えられるように鉄板で覆われています。
こちらは「令和の大普請」で当時の素材感や形を精巧に復元したものです。鉄板で覆われていない部分との違いをお分かりいただけるでしょうか。
それではいよいよ天守閣に入場します。
天守閣前の事務所で入場券を購入します。大人は500円で高校以下はなんと無料です。
残念ながら天守閣城内は基本的に写真撮影が禁止されています。(T_T)
ところどころに撮影OKな場所がありましたので、それをもとにリポートします(^^)
復元天守閣なので、城内にはエレベーターを完備しており、天守閣の最上階まで楽々上がることができます。城内は「令和の大普請」で大幅にリニューアルされており、テーマ展示やアトラクション、シアターなどの設備が充実していて、見学に飽きない工夫と構成が行き届いていました。
【火縄銃体験】
こちらは「火縄銃体験」ができるアトラクションです。本物そっくりの火縄銃を持って画面の的を撃ちます!まるでゲームセンターですね!私も体験してみましたが、とても楽しいです(^^)
アトラクションの体験は一人1回までで無料です。
【一番槍レース】
こちらのアトラクションは「一番槍レース」で、馬に乗って福山城を駆け抜けるという体感ゲームです。外国の方がとても楽しそうに体験していました(^^)
「火縄銃体験」「一番槍レース」の2つのアトラクションはとても人気があり、休日などは長い列ができるそうですよ。
【天守閣最上階】
アトラクションや企画展示、シアターなどを堪能し、ついに天守閣最上階に到着!こちらもリニューアルされていて、とても綺麗な空間になっていました!
天守閣最上階の魅力はなんといっても福山市街を一望できるところです!
いかがでしょうか!前述した福山駅の新幹線ホームや伏見櫓がみえますね(^^) 360度の雄大なパノラマを見渡せますよ。
お殿様気分を心ゆくまで満喫した後は、一番の目的である御城印を購入しに行きたいと思います。
福山城の御城印
福山城の御城印は、天守閣のミュージアムショップで購入できます。
ミュージアムショップのレジ前に御城印の一覧が掲示されていました。全部でなんと6種類もあります!御城印のほかに城カードもありました。
こちらが通常版の御城印です。和紙に金箔押し仕様で高級感もあります。1枚300円です。
ちなみに御城印は自分で来場した日を書き込む仕様です(^^)
こちらの御城印は、福山藩の初代藩主・水野勝成の文字が書かれたバージョン!1枚200円なので、気軽に購入しやすいですね(^^)
こちらは透明仕様の御城印でした~。白い部分は半紙です。2025年世界バラ会議福山大会の記念タイプのもので、福山城のバックには「薔薇の街」を謳う福山市らしく、咲き誇る薔薇の花が描かれていますね。こちらは1枚400円でした。
今回の訪問では、全6種類ある御城印のうち3種類を購入しました。最近はどこのお城も御城印の種類を増やしているような感じですね。
無事御城印もゲットしましたので、天守閣を後にしました。
最後に天守閣を北側から撮影しようと城内公園の北側に足を運びました。
いや〜北側からの眺めも本当に素晴らしいですね!
城内北側の「福寿会館」も一緒に見学
福山城内の北側には「福寿会館」と呼ばれる伝統的な和風建築とルネッサンス風の洋館が隣接する素敵な場所があったので立ち寄ってみました。
福寿会館は、海産物商で財を成した安部和助が昭和初期に建造したもので、本館は1935年(昭和10年)から1937年(昭和12年)ごろにかけて建てられました。モダニズム建築の要素を取り入れた設計が特徴で、本館のほか西茶室・南茶室・西蔵・東蔵・洋館があり、すべて国の登録有形文化財に指定されています。現在は結婚式や各種イベントにも利用され、地元の文化や社交の場にもなっています。
今回は西門から中に入りました。
「福寿会館」の大きな魅力といえば、何といっても美しい庭園です。
とても雰囲気がよく、落ち着いた雰囲気が心地よい回遊式庭園なんです。
純和風庭園の中にルネッサンス風の洋館が佇んでいます。和と洋の雰囲気が絶妙にマッチしていますね。
このようにこの庭園からも福山城を望めます。福山城の優美な姿が庭園の緑に溶け込み、実に美しいロケーションが広がっています(^^)
こちらが福寿会館の和館です。この建物の縁側からも福山城を綺麗に見ることができます。
こちらが庭園の中からも見えた洋館です。1階ではカフェの「メゾンアンベ」が営業しており、美味しいコーヒーを片手に庭園と福山城を眺めながら過ごすひとときは最高でしょうね(^^)
「福寿会館」は催し物会場として貸し出されています。公共の施設なので、値段もリーズナブルです。
《福寿会館の基本情報》
【福寿会館の所在地】
〒720-0061 広島県福山市丸之内1丁目8番9号
【福寿会館の電話番号】
【福寿会館の営業情報】
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜(祝日の場合翌日)
利用料金:庭園の入場は無料。建物内は使用する部屋によって異なる
詳しくはこちら
今回のリポートはいかがだったでしょうか。
リニューアルされた福山城と福寿会館は見どころが多い魅力的なスポットなので、福山市を訪れた際にはぜひ足を運んでみてください!
最後に福山城にぴったりの御城印帳をご紹介
福山城にぴったりの御城印帳として、今回ご紹介するのは家紋柄御城印帳です!
差し込む方式の御城印帳です。戦国大名の家紋をあしらったデザインで、高級生地に金箔押し加工を施しました。武将・お城好きな方は満足間違いなしのグッズです!
カラーバリエーションは黒、茶、赤、紫の4種類で好評販売中です!
この御城印帳の最大の特徴と言えるのが、御城印がとっても映えるように黒色の台紙を用いていること。御朱印帳と同じく蛇腹式の製本で、表裏あわせて合計40枚を保管できます。
今回購入した、福山城の御城印もご覧のように綺麗に保管できますよ!
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