こんにちは!
全国各地のご朱印、お城印集めが趣味の神宮寺城一郎です!
今回ご紹介するのは、東京都の「銀杏八幡宮(いちょうはちまんぐう)」と「椙森神社(すぎのもりじんじゃ)」です。どちらの神社も2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう」の舞台としても登場する日本橋エリアにある神社で、大河ドラマファンには特に注目のスポットです。
私自身、出張で東京を訪れた際に、大河ドラマ好きが高じて足を運んでみました。実際に訪れてみると、日本橋という歴史ある街の魅力をより深く感じられる神社でした。「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎が開業した地本問屋「耕書堂」が日本橋の通油町(とおりあぶらちょう・現在の日本橋大伝馬町)にあったといい、物語の世界観に浸りたいファンはもちろん、映画やドラマのロケ地巡りが好きな方にも楽しめる場所です。
この記事では、「銀杏八幡宮」と「椙森神社」のアクセス情報や見どころ、御朱印の魅力などを詳しくご紹介します。御朱印集めや寺社仏閣巡りが趣味の方にも、ぜひ一度訪れていただきたいおすすめの神社ですので、ぜひ参考にしてください。
銀杏八幡宮のアクセスと基本情報
【銀杏八幡宮の所在地】
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-7-7
【銀杏八幡宮の電話番号】
03-3669-4658
【銀杏八幡宮への電車でのアクセス】
● 東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」の6番出口から徒歩3分
● 東京メトロ日比谷線/都営浅草線「人形町駅」のA2出口から徒歩4分
【銀杏八幡宮の駐車場】
なし
椙森神社のアクセスと基本情報
【椙森神社の所在地】
〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1丁目10−2
【椙森神社の電話番号】
03-3661-5462
【椙森神社への電車でのアクセス】
● 東京メトロ日比谷線/都営浅草線「人形町駅」A5出口から徒歩5分
● 東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」3番出口から徒歩5分
● 都営新宿線「馬喰横山駅」A3出口から徒歩7分
● 東京メトロ銀座線/半蔵門線「三越前駅」A6出口から徒歩8分
【椙森神社の駐車場】
なし
銀杏八幡宮・椙森神社のご由緒
【銀杏八幡宮】
創建年代は詳しくわかっていないものの、当初は福井藩・常盤橋松平氏の邸内鎮守として祀られていたといい、江戸時代中期の安永4年(1775年)に御祭神を社殿にお祀りしたとされる由緒ある神社です。その後、大正12年(1923年)の関東大震災により社殿が焼失しましたが、地域の人々の尽力により現在の社殿が再建されたそうです(再建年は不明)。
神社の名の通り、境内には立派な銀杏の木が多く茂り、訪れる人々を楽しませています。秋には鮮やかな黄色に染まった銀杏が境内を彩り、風情ある景観を楽しむことができます。この銀杏は、地域の象徴として長い年月を通じて愛されてきた大切な存在でもあります。
●ご祭神 誉田別尊
●ご利益 勝運向上・出世開運・家内安全・商売繁盛
【椙森神社】
創建から千年以上の歴史を誇る由緒正しい神社です。その歴史は平安時代にまでさかのぼり、長い年月を経て江戸時代には「江戸城下の三森(烏森神社、柳森神社、椙森神社)」の一つとしても数えられ、江戸庶民から厚い信仰を集めたといいます。
特に椙森神社は、江戸時代に境内で現在の宝くじにあたる「富くじ」が行われたことでも有名です。その名残として、境内には「富塚」と呼ばれる石碑があり、当時のにぎわいを今に伝えています。この歴史にちなみ、椙森神社は宝くじ当選のパワースポットとしても知られており、宝くじ購入後に当選祈願をする人々が全国から訪れる人気の神社となっています。
また、商売繁盛や開運祈願のご利益のある神社としても信仰されており、現在も多くの参拝者が訪れています。長い歴史と人々の願いが込められた特別な空気を感じられる神聖な場所です。
●ご祭神 恵比寿神、他五柱
●ご利益 商売繁盛・五穀豊穣・金運向上
銀杏八幡宮の見どころ
東京メトロ東西線に乗り、門前仲町からひと駅となりの茅場町で降りる。令和7年(2025年)の大河ドラマは「べらぼう」。そのメインの舞台は吉原、もうひとつの舞台は日本橋である。ということで、日本橋の神社めぐりをすることに。
茅場町駅で降りて、日本橋方向に歩いて10分くらいのところに「銀杏八幡宮」がひっそりとあった。
【銀杏稲荷】
鳥居の前には「銀杏八幡宮」と「銀杏稲荷」の二つの社号碑が建てられている。鳥居をくぐって、正面にあるのが「銀杏稲荷」だ。こちらは本社とは別に祀られている境内社だが、境内の中心に鎮座している。創建は銀杏八幡宮よりも古いらしい。
【銀杏の樹】
境内には大きな銀杏の樹が堂々と立っていた。秋には銀杏の葉が鮮やかな黄色に染まって美しいロケーションを楽しめるだろう。
この日は12月の半ば過ぎ。銀杏の葉の多くは落ちてしまい、歩道の両脇に掃かれていた。こぢんまりとした境内も綺麗に掃き掃除がされており、葉が集められていた。これは宮司さんが毎朝掃いているのだろう。枝に残っている葉はわずかとなり、本格的な冬の到来を感じた。
【銀杏八幡宮の社殿と手水舎】
稲荷神社の左側に、銀杏八幡宮の社殿があった。銀杏八幡宮の社殿が建てられたのは江戸時代とされ、創建されたころには、境内に樹齢300年〜400年ほどの大銀杏の木がそびえ立っていたといわれている。しかし1923年の関東大震災で、社殿と大銀杏の木は燃えてしまったそうだ。現在の社殿はその後再建されたもので、銀杏の木も新たに育ったものらしい。
社殿は白を基調としたシンプルな佇まいだ。手前に銀杏の木が立っている。
まずは社殿の手前にある手水舎でお清めをする。
ところが、水が出ない。手水鉢の中は乾いていた。残念ながら手を清めることはできなかった。
【銀杏八幡宮の拝殿】
拝殿の正面に立ち、二拝二拍手一拝で参拝する。拝殿の両脇には銀杏八幡宮と書かれた提灯が掲げられていた。
拝殿から中を覗いてみた。照明は点いているが人の気配はない。
【銀杏稲荷の社殿】
続いて、銀杏八幡宮の本殿の右隣にある銀杏稲荷の社殿を参拝。社殿の両脇にはお稲荷さんの遣いとされるキツネの像が鎮座している。こちらの本殿の傍にも銀杏の木が立っていた。
大都会・東京のビル群の中にこぢんまりと佇む八幡宮とお稲荷さん。夜に八幡宮の提灯が灯るその光景は幻想的なものだろう。参拝者を不思議な世界へと導いてくれるかもしれない。
銀杏八幡宮では御朱印を頒布していない。
椙森神社の見どころ
銀杏八幡宮を参拝した後は「椙森神社」に向かう。
その道中に以前参拝した「小網神社」の横を通ったが、相変わらずたくさんの参拝者で長い列ができていた。小網神社については、2023年1月30日に当ブログに掲載しているので、関心がある方はぜひご覧いただきたい。
ブログはこちら「日本橋のパワースポット!小網神社のご利益やアクセス・御朱印まで紹介!」
【椙森神社の鳥居】
銀杏八幡宮から徒歩で15分ぐらいで「椙森神社」に着いた。ここも都会のビル群の中にあるこぢんまりとした神社だ。
鳥居の前で、カップルらしき男女が一礼をして中に入っていった。私も一礼をして鳥居をくぐる。
傍に「椙森神社」の社号碑が立っている。
私がくぐった鳥居は境内西側に立っているもので、反対の東側の鳥居からも参拝できる。
【椙森神社の狛犬】
本殿の両サイドに狛犬が鎮座している。なかなか表情がリアルで、顎が少し長く出たユニークなデザイン。台座には昭和8年(1933年)の文字がうっすらと見えた。
【椙森神社の手水舎と富塚】
本殿の左側にある手水舎。その隣に立っている石碑が、椙森神社を象徴する「富塚」だ。
富塚は、江戸時代に富くじ興行を許された一社として栄えた事を偲んで立てられたという。この石碑は昭和28年(1953年)に再建されたもので、最初の富塚は大正8年(1919年)に建立されたそうだ。宝くじの起源とされる富くじを偲んでいることもあり、宝くじの当選祈願に訪れる人も多いそう。毎年9月2日(くじの日)には祈願祭も催されているのだとか。
椙森神社の由緒書きもあった。江戸城下では、新橋にある「烏森神社」、神田須田町の「柳森神社」と合わせて「三森神社」のひとつとして江戸庶民の信仰を集めたとのこと。この「三森」とは、社名に「森」の字が入る神社三社の総称で、室町時代後期に関東地方で活躍した武将・太田道灌(どうかん)が名付けたといわれている。
烏森神社については、2023年1月9日に当ブログで紹介しているので、関心がある方はぜひご覧あれ。
ブログはこちら「癌封じで有名な烏森神社のアクセスから御朱印までまとめてご紹介!」
【椙森神社の拝殿】
椙森神社の拝殿は、関東大震災によって一度焼失してしまったが、昭和6年(1931年)に再建された。社殿は鉄筋コンクリート造。二拝二拍手一拝で参拝する。
椙森神社の御朱印
椙森神社では御朱印をいただける。御朱印の受付は拝殿のとなりにある社務所だ。
受付に人の姿は見えない。インターホンには「(押すのは)一回だけでお願いします。走って向かいます。」と書かれてあった。なんとなくほっこりする。指示通りインターホンを1回押す。ほどなくして宮司さんが現れた。
椙森神社の御朱印は、「神社名」と、当社の祭神である「恵比寿神」の2種類。これに加え、毎月13日(とみの日)、9月2日(くじの日)、10月3日(とみの日)に限定で頒布される「富御朱印」があるそうだ。しかも頒布日が金曜日の場合には「富」の字が金色で描かれているらしい。
今回は神社名の御朱印を直書きでお願いした。初穂料は各500円で、書置きの御朱印もある。差し込み式やビニールでファイリングできる書置き用の御朱印帳を持参するのもいいだろう。
神社名の御朱印は至ってシンプルなデザインだ。右側の「東京 日本橋」という文字の響きになんとなく歴史の趣を感じてしまうのは私だけだろうか。
最後に鳥居の前で一礼をして、退出した。
最後に銀杏八幡宮・椙森神社にぴったりの御朱印帳をご紹介
今回の「銀杏八幡宮・椙森神社」のリポートはいかがだったでしょうか。
冒頭でも述べましたが、両神社のある日本橋は、2025年大河ドラマ「べらぼう」の舞台となるエリアです。ドラマの主人公である蔦屋重三郎は、黄表紙や洒落本など数々のベストセラーを生み出した「江戸時代のメディア王」。葛飾北斎や東洲斎写楽、喜多川歌麿といった浮世絵師の才能を見出し世に売り出した人物としても知られています。
ということで、今回ご紹介する御朱印帳は「江戸時代の日本名画がデザインされた御朱印帳」です!
この御朱印帳の魅力は、誰もが一度は目にしたことがあるはずの名画、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」が表紙にあしらわれていること。美しく格式高い和のデザインが際立ち、御朱印集めの時間をより特別なものにしてくれます。力強く打ち寄せる波の姿が旅の心をかきたて、神社仏閣巡りの良き相棒になるでしょう!
特に北斎ゆかりの地にある神社や寺院を巡る際には、この御朱印帳がより一層旅の趣を深めてくれます。日本の伝統美をいつも手元に感じながら、心に残る御朱印巡りを楽しんではいかがでしょうか。
なお、葛飾北斎をはじめ、伊藤若沖、川瀬巴水、須藤しげる、河鍋暁斎、曽我直庵といった日本を代表する画家たちの名画を表紙にあしらった「日本名画御朱印帳」を豊富にラインアップしています!2冊目、3冊目と増えていく御朱印帳を同シリーズでそろえるのもおすすめですよ!
ちなみに「べらぼう」には、葛飾北斎の師匠である勝川春章が登場します。演じるのは前野朋哉さん。私たち「日宝綜合製本」の本社がある岡山県出身の実力派俳優で、岡山が舞台となった朝ドラ「カムカムエヴリバディ」でも名演が光っていましたね!こちらも大注目です!
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